クレジットカード現金化はなぜばれる?カード会社にバレる原因と対策法を徹底解説!

「クレジットカードの利用明細から、現金化を利用したことがバレないか」と心配する人は多いのではないでしょうか?

クレジットカード現金化がカード会社にバレると危険なのはもちろんですが、「家族に現金化を利用したことを知られたくない」という人もいるでしょう。

当記事では、クレジットカード現金化とカードの利用明細に関して、以下のような疑問にお答えしていきます。

クレジットカード現金化すると利用明細はどうなる?

クレジットカード現金化を利用すると利用明細の表記はどうなる?

一般的に、クレジットカードの利用明細には「決済日時・利用先(事業者名や店舗名など)・利用金額」などが記載されます。

クレジットカード現金化業者を利用した場合、利用明細に「現金化」という単語や業者の名前がはっきりと記載されることはないので、現金化とすぐに分かってしまう心配はありません。

代わりにどんな表記になるのかというと、現金化業者の種類(買取り型か、キャッシュバック型か)によって次のような違いがあります。

買取り型の現金化業者の場合

「買取り型」とは、クレジットカードのショッピング枠で商品を購入した後、その商品を業者が買い取ることで現金化する方式です。

買取り型の現金化業者では、市場に流通している一般的な商品(金券やブランド品など)を別の店舗で購入するように指示されます。

したがって、カードの利用明細に記載されるのは「商品を購入した店舗の名前・購入金額」といった内容になり、クレジットカードで普通に買い物をしたようにしか見えません。

ただし、利用先や利用金額によってはカード会社に現金化を疑われる可能性もあります。
カード会社の中には、利用明細に商品名(例:「バッグ」や「ジュエリー」など)まで記載することがあるので、換金性の高い商品を購入する際は注意しましょう。

具体的な商品名までは記載されなくても、利用先からどんな商品を購入したか推測可能な場合もあります。
(例:ブランド直営店や金券ショップなど)

「絶対に次のような馬鹿な真似はしてはだめ!」利用明細書から疑われないための注意点

利用明細書から現金化を疑われないために、次の点に留意して利用しましょう。

・回数券の購入は1カ月に1度1セットまでにする

頻繁に購入する必要のない回数券などを、1カ月に何度も、何セットも購入すれば、「使う目的ではなく、換金するために購入しているのではないか」と疑われてしまいますので、購入する頻度に注意しましょう。

・商品の購入では、型が異なるブランドアイテムや家電商品を間隔を空けて購入する

AというブランドのBというタイプのバッグが今人気で換金率が高いからと、何個も同じ商品を繰り返し買ったり、売れ筋の人気家電を何台も買ったりするのはやめましょう。
1つ購入すれば十分な品物を繰り返し何度も買っていては、現金化を疑われてしまいます。

「馬鹿正直に現金化を認めてはだめ!」不審な取引と思われた場合の対処法

現金化を疑われてしまうと、クレジットカード会社から連絡が入り、購入した商品名、購入場所、商品の使用目的などを聞かれます。

突然の電話に、「バレてしまった」と観念して馬鹿正直に現金化を認めてしまうのは早計です。
どうしても現金化が必要で利用頻度が多くなって心配な時は、次の点に注意してスムーズに答えられるように準備しておきましょう。

・カード会社からの電話は無視しない

うまく回答する自信がないからと、クレジットカード会社からの電話を無視し続けるのはおすすめできません。クレジットカード会社は不正利用がないか、24時間不正利用検知システムで監視しています。

そこで引っかかった利用についてマニュアルに沿って電話問い合わせをしているので、利用者から納得いく回答が得られたらそこで調査は終了になります。

電話を無視し続けると、事態をより深刻化してしまい、即時カードが停止されるリスクがありますので、必ず電話には出ましょう。

・クレジットカード現金化のために購入した商品について答えられるよう準備しておく

クレジットカード会社から電話がかかってきてカード利用について問われたら、何をいつどこで何の目的で購入したのか、答えられるようにしておきましょう。

ただ、あらかじめ準備していたように聞かれもしないことをペラペラ話すのは不自然ですので、思い出しながら答えているという感じを出せるとよりいいでしょう。

・「クレジットカード現金化」という言葉は出さない

クレジットカードを利用している人の多くは、「クレジットカード現金化」という現金化方法に縁がなく、その手法についての知識もありません。

疑われていることがわかっていたとしても、自分から「クレジットカード現金化をしたわけではありません」と、相手が出していない「クレジットカード現金化」というワードを使うことは、より疑いを深めてしまうことになるので控えましょう。

・「会社に購入を頼まれた」「イベントに利用する分を準備した」など真っ当な理由を用意しておく

現金化のために高額なブランド品や家電をいくつも購入してしまい、クレジットカード会社から問い合わせが来た時には、「会社で購入を頼まれたので」とか「イベントの幹事をするので、ビンゴ大会の商品を多数購入した」など、もっともらしい言い訳を用意しておきましょう。

・疑われたらしばらく利用を控える

クレジットカード会社からの電話をなんとか切り抜けられたのなら、しばらくの間はクレジットカード現金化や高額の買い物は控えましょう。

なお、現金化業者を使わず、自分で商品をクレジットカードで購入してリサイクルショップや金券ショップで現金化した場合も、同じようにクレジットカード会社に疑われる危険があります。
ここで紹介した注意点や対処法を参考に、対応するようにしましょう。

キャッシュバック型の現金化業者の場合

「キャッシュバック型」とは、現金化業者から直接商品を購入し、「購入額の○○%をキャッシュバック」という形で現金を受け取る方式です。

キャッシュバック型の現金化業者は敵対的関係にあるカード会社と直接提携ができないため、代わりに海外の決済代行会社と契約しています。

したがって、キャッシュバック型の業者で決済を行うと、カードの利用明細には海外決済として表記(通常と異なる特殊な文字列やドル建ての利用金額)されます。

海外決済の表記からは具体的な店名や商品名までは分からないので、一見しただけでは現金化がバレにくいように見えます。
しかし、最近では海外決済を利用してクレジットカード現金化を行う人が増えたために、カード会社に怪しまれるリスクは高まっています。

利用明細の監視が厳しいJCBなどのクレジットカードを現金化する際は、キャッシュバック型よりも買取り型の業者を利用するほうが安全です。

「絶対に次のような馬鹿な真似はしない!」利用明細書から疑われないための注意点

キャッシュバック型は利用明細書に詳細な購入情報が記載されないため、クレジットカード会社に疑われる心配は買取り型よりは低くなっています。

とはいえ、絶対安全とはいえませんので、次の点に留意して利用しましょう。

・決済代行会社を経由する買い物ばかり繰り返し利用しない

明細を見た時に、すべてが決済代行会社というのでは、あまりに不自然で現金化を疑われる可能性があります。日常生活での日用品の買い物にも、クレジットカード払いを使うようにしましょう。

なお、決済代行会社を利用した場合、利用明細書への表記は海外決済代行会社の場合は「海外決済代行会社」となっています。

また、国内の決済代行会社の場合は、問い合わせ電話番号が表示されている可能性があります。

・高額な買い物ばかり、繰り返さない

高額な買い物を繰り返しているのも、現金化を疑われるリスクになります。
高額利用の次は少し間隔をあけて少なめの利用にするなど、バランスを取りながら使いましょう。

「馬鹿正直に現金化を認めない!」不審な取引と思われた場合の対処法

キャッシュバック型の場合も、クレジットカード会社から現金化を疑われて電話がかかってきた際の対処法は買取り型と同じです。

「電話に出る」「何をいつどこで買ったか、その購入目的を答えられるようにする」「クレジットカード現金化という言葉を絶対に出さない」という点に留意して対処し、しばらくの間はクレジットカード現金化を控えましょう。

現金化業者から利用明細・請求書は発行される?

現金化業者から利用明細・請求書は発行される?

現金化に利用したショッピング枠の返済はカード会社に対して行うので、現金化業者に対する返済や支払いは不要です。
したがって、現金化業者から別途請求書や利用明細が自宅に送付されることはありません。

優良店なら顧客のプライバシーを徹底して守ってくれるので、不要な郵便物やメール、電話等で迷惑をかけられる心配はないでしょう。

不審な連絡がある場合は「受け取り拒否」の手続きを

しかし、もしも悪徳業者に自宅の住所を教えてしまった場合は、DM(ダイレクトメール)や身に覚えのない請求書が届く恐れがあります。

現金化を利用したのがきっかけで迷惑な郵便物に悩まされてしまったら、「受け取り拒否」の手続きを行いましょう。
手続き方法は、「受け取り拒絶」と書いたメモに押印し、そのメモを受け取りたくない郵便物に貼り付け、ポストに投函するだけです。

法人や個人事業主が現金化した金額を経費として計上したい場合は、現金化業者に請求書・領収書を発行してもらうことが可能です。

その際は経費を精算しやすくするために、個人用クレジットカードではなくビジネスカードを利用して現金化しましょう。

クレジットカードの明細から現金化がバレる原因とは?

クレジットカードの明細から現金化がバレる原因とは?

クレジットカードの利用明細を一見しただけでは、現金化を利用したことがすぐにバレる心配はありません。
しかし、以下のようなことが原因でカード会社に現金化を疑われる可能性が高いので注意してください。

普段は買わないような高価な商品を購入した

普段はクレジットカードをあまり使わない人が、突然カードで高額な買い物をし始めると、カード会社から不審に思われてしまいます。

少額の現金化なら目立ちませんが、5万円~10万円を超える高額決済を行った場合、カード会社に利用目的を調べられる可能性があります。
自分で商品を選んで購入する場合は、できるだけ少額になるよう分散して決済を行うようにしましょう。

JCBとAMEXのクレジットカードを利用して現金化を行った

クレジットカードの国際ブランドのうち、高いステイタス性がある「JCB」「AMEX」については、クレジットカード現金化に対する監視・罰則が厳しくなっています。

特に、海外決済を行うキャッシュバック型の現金化業者と国内決済が主流のJCBとは、相性が良くありません。
JCBクレジットカードの利用明細に海外決済の履歴があると、高確率で現金化を疑われてしまうでしょう。

利用明細から現金化がバレないようにする方法

利用明細から現金化がバレないようにする方法

優良な現金化業者を利用すれば、クレジットカードの利用明細を上手く偽装してくれるので、現金化を利用したことがすぐにバレる心配はありません。

後は、クレジットカードの返済をきっちり行うだけの余裕があれば、今後の生活に悪影響が及ぶことはないでしょう。
しかし、現金化の利用頻度や利用金額が多かったり、カードの使途に不明な点があったりすると、家族が不審を抱くかもしれません。

クレジットカード現金化を徹底してバレないようにするには、必ず以下の対策を講じておきましょう。

Web明細サービスを利用する

郵送で届く紙の利用明細は、よほど気をつけていないと家族に明細を見られてしまう恐れがあります。
そこで紙の利用明細は郵送を停止してもらい、代わりにWeb明細サービスを利用しましょう。

近年は社会全体でペーパーレス化が進んでいるので、カード会社の多くもWeb明細サービスに対応しています。
クレジットカードの本会員であれば、会員専用のID・パスワードを秘密にしている限り、利用明細を家族の誰にも見られず管理できます。

ここに注意!

家族と共用のPCやタブレットを利用している場合、会員用サイトを離れるときは必ずログアウトしましょう。
ログインしたままの状態だと、家族にWeb明細を見られてしまうかもしれません。

念のために、現金化に関する検索履歴やウェブ閲覧履歴も消去しておくと安心です。

家族カードは現金化に使わない

家族会員用のクレジットカードを使っている人は、本会員に利用明細が筒抜けになってしまうので注意が必要です。
クレジットカードのショッピング枠は本会員と家族会員とで共有しているため、こっそり買い物をしてもすぐに気づかれてしまいます。
本会員に無断で高額の買い物にクレジットカードを使うと、家族の揉めごとに発展してしまうかもしれません。

家族関係を悪化させないために、家族カードを勝手に現金化することは極力避けるようにしましょう。

現金化用の隠し口座を用意する

クレジットカードの利用明細だけではなく、銀行口座の明細から現金化がバレる危険性もあります。
普段使っている銀行口座に突然高額な入金があると、家族に怪しまれるかもしれません。

自分で家計を管理している人なら、口座明細を誤魔化すことは可能かもしれませんが、家計管理を家族に任せている人の場合は、家族の誰にも見られる心配がない隠し口座を用意し、現金の入金先に指定してください。

商品の受け取りには営業所留めや日時指定を利用する

現金化の際に購入した商品を宅配便で受け取る際も、家族に不審感を抱かせないよう気をつける必要があります。

特にキャッシュバック方式の場合は、購入する商品はほとんど価値がないものなので(100均で売っているようなグッズなど)、家族に中身を見られたらほぼ確実に怪しまれるでしょう。

買取り方式の場合は、ブランド品やゲーム機といった普通の商品が届くので不自然ではありませんが、勝手に高価な買い物をすると家族に良く思われない可能性があります。

家族に知られず商品を受け取るには、確実に自分が受け取れるタイミングで日時指定を行うか、営業所留め(局留め)を利用しましょう。

クレジットカード現金化はなぜバレるのかまとめ

クレジットカード現金化業者は、カードの利用明細から現金化がバレないように配慮をしてくれますが、必ずしも絶対に安全というわけではありません。
特に、家族に現金化を隠し通したいのであれば、自分自身も細心の注意を払って利用明細を管理する必要があります。

カードの利用明細以外にも、銀行口座の明細や商品の受け取り、PCの履歴などが端緒となって現金化がバレる恐れがあるので、あらゆる点で証拠を残さないよう気をつけましょう。

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