他人名義のクレジットカードは現金化できる?

自分のクレジットカードを持っていない人は、「家族や友人から借りた他人名義のクレジットカードを現金化したい」と考えるのではないでしょうか?

しかし、「クレジットカード現金化は他人名義のカードでも申し込める?」「クレジットカードの貸し借りを行っても大丈夫?」といった疑問・不安が生じるかと思います。

当記事では、他人名義のクレジットカードを利用した現金化に関して、次のようなポイントでまとめました。

この記事のポイント

  • 家族や友人など他人名義のクレジットカードで現金化はできるのか?
  • 他人名義のクレジットカードを借りても、法律やカード会社の規約に違反しないか?
  • 他人名義のクレジットカードを安全に現金化する方法はあるのか?

クレジットカード現金化業者で他人名義のカードは使える?

クレジットカード現金化業者で他人名義のカードは使える?
残念ながら、クレジットカード現金化業者では他人名義のクレジットカードを使って申込むことができません。

その理由は、名義人本人以外がクレジットカードを使用することは、カード会社の利用規約で禁じられているからです。

たとえ本人の許可を得てクレジットカードを借りたとしても、規約ではカードの不正利用になってしまうことに変わりはありません。

もしも名義人に無断でクレジットカードを利用した場合、窃盗罪や詐欺罪といった罪に問われるおそれがあります。

カード会社に規約違反がバレたらどうなる?

カード会社は会員のカード利用状況を逐一監視することができないので、家族間・友人間でこっそりカードの貸し借りを行っている人は少なくないでしょう。

しかし、カード会社が本気で調査を行えば、カードの不正利用を行った事実はたちどころに確認されてしまいます。

クレジットカードを不正利用していることをカード会社に知られてしまうと、カードの名義人は、「残債の一括支払いを請求」「クレジットカードの強制解約」といった厳しいペナルティを科されます。

クレジットカード現金化業者においても、カードの不正利用を防ぐために申込み時の審査で厳しく本人確認を行っており、クレジットカードの名義と身分証明書の名義が明らかに異なっていれば、申込みを断られてしまいます。

そもそも、クレジットカード現金化自体がカード会社の規約違反に該当するリスキーな行為なので、現金化業者はカード会社に目をつけられないよう不要なリスクを避けたいと考えています。

万が一申込者のカードの不正利用が発覚したら、現金化業者も道連れになってカード会社による制裁を受けてしまうことになるでしょう。
したがって、他人名義のクレジットカードを使って現金化業者に申込むと間違いなく審査に落ちてしまいます。

本人確認不要の現金化業者には要注意!

よく探すと、本人確認なしでもクレジットカードを現金化できる業者を見つけることができます。

しかしそのような業者は、審査のハードルを下げることでカモを集めようとする違法な悪徳業者と見て間違いないでしょう。
審査がいい加減な業者は、入金を確実に行ってくれるかどうかも怪しいものです。

また、「買取り型」の現金化業者は中古品の転売という手法で現金化を行っているため、古物営業法に従い、申込者に対して必ず本人確認を行わなければなりません。

「古物商営業許可番号を取得していない」「商品買取り時に本人確認を行わない」という買取り型業者は違法業者なので注意してください。

クレジットカードの両面写真提出には注意

他人名義のクレジット現金化というテーマからは少し外れますが、「本人確認に必要」という理由で、クレジットカードの両面の写真を提出するよう要求してくる業者にも気をつけてください。

クレジットカードの裏面にはセキュリティコード(カード決済時に入力する3~4桁の番号)が記載されており、このコード番号を第三者に知られるとカードを不正利用されるおそれがあります。

悪徳業者は目先の利益を得るためであれば法律やカード会社の規約など意に介せず、無知な消費者をあの手この手で騙そうとします。

申込者に高額なカード決済を行わせたり、カード情報を騙し取ったりした後は、現金を支払わずあっという間に姿をくらますことでしょう。

家族名義のクレジットカードは現金化できる?

家族名義のクレジットカードは現金化できる?

「赤の他人のクレジットカードがダメでも、家族名義のクレジットカードなら現金化できるのでは?」と考える人もいるでしょう。

しかしクレジットカードの利用規約では、家族間のクレジットカードの貸し借りも禁止しています。
たとえ家族の同意を得た上で少額を利用するだけであっても、立派な規約違反になってしまうので注意してください。

「家族カード」を遣えば現金化は可能?

では、自分名義のクレジットカードを持っていない人が現金化することは不可能かといえば、そんなことはありません。

クレジットカード本会員の家族に対して追加で発行される「家族カード」を申込めば、無職の人や専業主婦でも審査不要でクレジットカードを作ることができます。

家族カードの名義は本会員のものではなく、家族カードに名前が刻印されている人自身のものです。

店頭で家族カードを使うときにサインを求められたら、本会員の名前ではなく自分の名前を書きましょう。
家族カードの限度額は本会員が設定した枠の範囲内に限られますが、ある程度は自由に使うことができます。

家族カードによる現金化のリスクとデメリット

ただし、家族カードの利用分は本会員の利用分に合算されるので、本会員が利用明細を確認すれば、誰がクレジットカードを使ったのかすぐにわかってしまい、現金化したことを家族に知られてしまうリスクがあります。

また、クレジットカード現金化業者では家族カードの利用を断ることが多い点にも気をつけてください。

なぜなら、上述したように家族カードの現金化は家族にバレる可能性があり、それが原因で業者を巻き込んだトラブルに発展するおそれがあるからです。

例えば、申込者の家族が現金化業者に対して抗議の電話をかけるなどすると、業者は対応に追われることになってしまいます。
したがって、大半の現金化業者は無用なトラブルを避けるために、家族カードの利用を受付けないことにしているのです。

旧姓名義のクレジットカードは現金化できる?

旧姓名義のクレジットカードは現金化できる?
結婚して名字が変わってしまったのに、「クレジットカードの名義は旧姓のままになっている」という女性は少なくありません。

「無収入の専業主婦になってから名義変更をすると、今まで積み上げたクレヒス(クレジットカードの利用履歴)がリセットされるかもしれない」と考えて、名義変更を躊躇っている人もいるでしょう。

本人確認ができれば現金化が可能な場合も

旧姓名義のクレジットカードであっても、現金化業者によっては申込みを受付けてくれることがあります。

ただし条件があります。

カード名義人と申込者が同一人物であることを本人確認によって証明できなければ受付けてもらえません。

本人確認に利用する身分証の名義が新姓に変わっている場合は、旧姓と新姓の身分証を両方提出しましょう。
本人確認手続きに問題がなければ、旧姓名義のクレジットカードでも名義変更なしで現金化することができます。

多くの場合は利用不可

ただし、多くの現金化業者はカードの不正利用を警戒して、旧姓名義のクレジットカードを利用不可にしています。

クレジットカードの名義が旧姓のままだと、カード決済時やカード更新時にも支障をきたしてしまいます。

したがって、クレジットカードと引き落とし口座の名義変更は早めに済ませておくことをおすすめします。

無収入になった後で名義変更を行っても、クレジットカード新規発行時・更新時の審査でデメリットが生じる心配はありません。

他人名義のクレジットカードは自分で現金化できる

他人名義のクレジットカードは自分で現金化できる

現金化業者では原則として他人名義のクレジットカードを利用することができませんが、自分で現金化を行うことは可能です。

自分でクレジットカード現金化を行う方法は、次の3ステップです。

  1. ①他人名義のクレジットカードで換金率の高い商品を購入する

  2. ②購入した商品を買取り店舗やオークションで転売する

  3. ③買取り代金(売上金)の入金を待つ

家族にバレずに現金化を行いたい場合は、ゲーム機や家電製品といった誰でも購入するような商品を選ぶと怪しまる可能性が低くなります。

スマホの最新機種や新発売のゲームソフトといった商品なら、金券類(商品券やアマゾンギフト券)にも劣らない高換金率が期待できます。

不正利用がバレるリスクも

注意しなければならないのは、高額商品を店頭で購入する際はサインが必要ということ。

筆跡の違いからクレジットカードの不正利用がバレるかも知れません。

不正利用が発覚すると、名義人本人のクレジットカードは強制的に利用停止となってしまうので、カードを貸してくれた相手に多大な迷惑をかけてしまいます。

最悪の場合、他人名義のクレジットカードを使用した人が詐欺罪に問われる可能性もあります(※名義人本人の代理人・使者として承諾の範囲内でクレジットカードを使用する場合は、法律違反にはなりません)。

カードを借りた相手からの信頼を失ってしまい、お互いの関係に亀裂が入ることも絶対に避けたいですよね。

リスクを回避する方法

このようなリスクを回避するには、名義人本人に協力してもらって、自分の代わりにカードで商品を購入してもらうのがおすすめです。

その後は購入してもらった商品を自分で転売するだけで、安全に他人名義のクレジットカードを現金化できます。

クレジットカードの貸し借りができるほど親しい相手であれば、買い物代行も遠慮なくお願いできるのではないでしょうか。

ただし、カードの返済期日までに利用した金額をきっちり返済しないと、これまで培った関係が一気に崩れてしまいますので、お願いするときはくれぐれも慎重に。

いっそのこと、名義人本人にクレジットカード現金化を申込んでもらうという手もあります。
ただ、現金化自体がカード会社の規約に違反する行為ですので、相手に現金化のリスクをしっかりと説明して合意してもらった上で申込んでもらいましょう。

他人名義の銀行口座に入金してもらえる?

他人名義の銀行口座に入金してもらえる?
インターネットでクレジットカード現金化を利用するには、入金先に指定する銀行口座の届け出が必須となります。

自分の銀行口座を持っていない人は、他人名義の口座を入金先に指定できるのかどうか気になりますよね。
現金化業者は、原則として「クレジットカード・身分証明書・銀行口座」の名義が全て申込者の名義と一致していなければ、申込みを受付けません。

また、たとえ名義人の同意を得ていたとしても、銀行では他人同士(親族間を含む)で口座の貸し借りを行うことを禁止しています。

もしも他人名義の口座を借りたことが銀行にバレてしまったら、名義人の口座は凍結・強制解約されるといった厳しいペナルティが科されます。

自分名義の銀行口座を開設しよう

自分の銀行口座を持っていない人は、近くに現金手渡しに対応している現金化業者がないか探すしかありません。

ですが後々のことを考えると、自分名義の銀行口座はひとつ持っておいたほうが便利です。

「わざわざ銀行窓口で手続きするのは面倒」という人には、オンラインやアプリを利用してスピーディーに口座開設ができるネット銀行をおすすめします。

個人の場合、よほどのことがない限り口座開設の審査に落ちることはありません。

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楽天銀行の口座でしたら、どのクレジットカード現金化業者でも入金先に指定することができます。

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