必要のないAppleギフトカード(iTunesカード)を買い取ってもらう際に「身分証明書を提示するのが嫌だな」と思う人は多いのではないでしょうか。
買取サイトであれば、即日入金が可能ですが、身分証明書が必要です。
しかし、身分証明書がなくてもAppleギフトカードを現金に換えることは可能です。
身分証明書なしでAppleギフトカードを現金に換える方法や買い取ってもらう際に必要な身分証明書の種類などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Appleギフトカードを身分証明書なしで買い取ってもらうことは可能?
Appleギフトカードを身分証明書なしで買い取ってもらうことは可能です。
ただし、買取方法によっては身分証明書の提示は必須です。
まずは、買取時に身分証明書が「必要」なケースと「不要」なケースを見ていきましょう。
Appleギフトカードの買取で身分証明書が「必要」なケース
Appleギフトカードの買取を行う際に、身分証明書が必要なケースは「金券ショップ」や「買取サイト」を利用するときです。
金券ショップや買取サイトが取り扱う商品は、すべて古物(中古品)です。
古物の売買または交換を商売にする際には、「古物商許可証」を取得する必要があります。
古物営業法(第十五条)で、古物を売買または交換する際は「相手の住所・氏名・職業・年齢」を確認するよう義務付けられています。
売買の際に身分証明書を確認しなかったり、古物商許可証を取得せずに古物を売買または交換したりすると、古物営業法違反となります。
そのため、金券ショップや買取サイトでAppleギフトカードを買い取ってもらう際には、必ず身分証明書を提示しなければなりません。
もしも身分証明書の提示が不要な買取サイトがあれば、古物営業法に違反している悪徳業者の可能性があります。
「身分証明書を提示する必要がなくてラッキー」と思わずに、悪徳業者かもしれないと疑いましょう。
ちなみに同じ買取サイトの利用が2回目以降であれば、身分証明書の提示が不要なケースがあります。
しかし、初回利用時は必ず身分証明書を提示する必要があるので覚えておきましょう。
Appleギフトカードの買取で身分証明書が「不要」なケース
Appleギフトカードの買取で身分証明書が「不要」なケースは、「オークションサイト」や「ギフト券売買サイト」を利用する場合です。
オークションサイト(ネットオークション)では、Appleギフトカードの出品・落札が盛んに行われています。
たとえば、有名なオークションサイトであるヤフオクは、出品する際に身分証明書を提示する必要がありません。
出品に必要なYahoo! JAPAN IDを取得する際も、氏名や住所などの基本情報は入力しなければなりませんが、身分証明書を提示する必要はありません。
ギフト券売買サイトは、ギフトカードの購入・出品ができるサイトです。ギフト券売買サイトによっては身分証明書の提示が必要ないことがあります。
サイト名 | 身分証明書の提示 | 詳細 |
---|---|---|
amaten | 必要 | 10,000円以上のチャージ申請やギフト券の出品時に必要 |
金券ねっと | 必要 | 商品を発送するために必要 |
Giftissue | 不要 | SMS認証するだけで、身分証明書は基本的に不要 |
以前は身分証明書が不要なサイトは多数ありましたが、現在では身分証明書の提示が必要なサイトが増えています。
身分証明書なしで買い取ってもらいたい場合は、SMS認証のみのサイトを探しましょう。
ただし、SMS認証を利用する際1点だけ注意してもらいたいことがあります。
それは、SMS認証の目的は「なりすまし防止」であり、「ギフト券不正利用の防止」ではないことです。
SMS認証だから安全とは言えないことを覚えておいてください。
Appleギフトカードを身分証明書なしで現金化する方法
Appleギフトカードを身分証明書なしで現金化する方法は限られています。
これから紹介する3つの方法を参考に現金化しましょう。
オークションサイトで売却する
上記でも説明しましたが、オークションサイトであれば身分証明書なしでAppleギフトカードを現金に換えられます。
ただし、オークションサイトを利用するためには会員登録が必要です。
会員登録する際には、身分証明書は必要ありませんが、氏名や電話番号などの個人情報を入力しなければなりません。したがって個人情報漏洩のリスクはゼロではありません。
オークションサイトは身分証明書なしでAppleギフトカードを現金に換えられますが、デメリットもあります。
それは手数料・送料・振込手数料などがかかり、最終的な換金率が下がることです。
たとえばヤフオクでAppleギフトカードを売却した場合、手数料(販売金額の10%)、送料(63円~84円)、振込手数料(一部の口座を除き100円)がかかります。
仮に10,000円のAppleギフトカードを10,000円(換金率100%)で売却したとしても、手数料などが引かれ換金率は10%程度低くなります。
一見換金率は高そうに見えますが、実際の換金率は下がってしまいます。
知り合いに買い取ってもらう
家族や会社の同僚、知り合いなどにAppleギフトカードがいらないか聞いてみましょう。
Appleギフトカードは需要が高いので、欲しい人が現れるかもしれません。
欲しい人が見つかれば、身分証明書なしで現金に換えられます。
関係が良好な人であればとくに、融通が利くでしょうから、換金率100%で買い取ってくれるかもしれません。
仮に額面通りの金額では買ってくれなくても、少し値引きしたり、おまけを付けたりすれば、買い取ってもらえるでしょう。
知り合いに買い取ってもらえば、個人情報流出のおそれがなく、無駄な手間や費用も抑えられます。
しかし、タイミングよく、Appleギフトカードを欲しがっている人を見つけることは困難です。
また仮に欲しい人が見つかったとしても、今回はたまたまタイミングが良かっただけで、同じ人が何度も買い取ってくれるとは限りません。
知り合いが買い取ってくれれば、高換金率で売却できるメリットはありますが、欲しい人を探すのが難しいというデメリットがあるので、あまり現実的な方法ではないかもしれません。
身分証明書がある人に買取を依頼する
身分証明書を持っている人に自分のAppleギフトカードを売ってもらう方法もあります。
この方法であれば、身分証明書が必要な買取サイトや金券ショップなどでも、Appleギフトカードを買い取ってもらえます。
ただし、Appleギフトカードの買取手続きを代行してもらうには条件があります。
1つ目は、関係が良好であることです。
知り合い程度の軽い関係であれば、個人情報を提示したりトラブルに巻き込まれたりするリスクがあることを懸念して、引き受けてもらえないかもしれません。
そのため、家族や親友など関係性が深く良好な関係の人にしか頼めません。
2つ目は、代行してもらう人の年齢が18歳以上(場合によっては20歳以上)であることです。
青少年保護育成条例や青少年健全育成条例、古物営業法などの定めにより、未成年から商品を買い取ってはいけないことになっています。
そのため、家族であっても18歳または20歳以上の人にお願いしましょう。
ただしこの方法も、代行してくれる人を探すのは大変です。
可能性はゼロではないので、心当たりのある人にAppleギフトカードを代わりに売却してもらえるか聞いてみましょう。
Appleギフトカードを買い取ってもらうときに必要な身分証明書は?
業者にAppleギフトカードを買い取ってもらうときには身分証明書が必要です。
身分証明書といっても色々な種類があるので、自分は身分証明書を持っていないと思っていても、もしかしたら提示できるものがあるかもしれません。
買取時に必要な身分証明書や身分証明書の代わりになるものにはどんなものがあるか見ていきましょう。
買取時に必要な身分証明書
買取時に必要な身分証明書は主に以下のものです。
運転免許証
運転免許証は顔写真、住所、氏名が載っている公的な身分証明書です。
多くの場所で利用でき、万能型の身分証明書といえます。
マイナンバーカード
マイナンバーカードが普及し、買取サイトなどでも身分証明書として利用できるようになりました。
ただし、通知カードは利用できないため、必ずマイナンバーカードを用意しましょう。
健康保険証
身分証明書として健康保険証を提示する人は多いと思います。
顔写真はありませんが、最低限必要な情報が記載されています。
場合によっては、業者から被保険者記号や番号を隠すよう指示されることがあるので、事前に確かめておきましょう。
さらに、健康保険証とともに健康保険証以外のものを提示するよう求められるケースがあります。
この場合、たとえば公共料金の領収書や本人名義のキャッシュカード(クレジットカード)などを一緒に提示することになるので、健康保険証とともに提示できるものは何か合わせて確かめておきましょう。
パスポート
運転免許証と同様に顔写真付きの公的な身分証明書です。
海外に行くことがない人は所持していない可能性が高いので、利用する頻度は低いかもしれません。
身分証明書がないときに代用できるもの
上記のような身分証明書がない人は、公共料金の領収書や住民票、写真付き住民基本台帳カードなどが代用品として利用できます。
注意点しなければならないのは、これらの代用品が必ず使えるとは限らないことです。
買取先によっては、公共料金の領収書は発行から3ヶ月以内のもの、本人名義と現住所が記載されているものといった条件を付けている場合や、そもそも代用品として認めない場合など対応はさまざまです。
身分証明書の代わりとして使えるか事前に確かめておきましょう。
Appleギフトカードを買い取ってもらう際の身分証明書がいる場合といらない場合のメリット・デメリット
Appleギフトカードを買い取ってもらい際、身分証明書がいるかいらないかで、メリット・デメリットに違いがあるか見ていきましょう。
Appleギフトカードの買取時に身分証明書がいる場合のメリット
身分証明書がいる場合のメリットは、安全性が高くなることです。
身分証明書が必要な買取先は、古物営業法に則って営業している証になるので、信頼できると思っていいでしょう。
身分証明書があれば、買取サイトや金券ショップなどが利用できるので、買取先の幅が大きく広がります。
Appleギフトカードの買取時に身分証明書がいる場合のデメリット
可能性は高くありませんが、提示した身分証明書が悪用されるリスクがあります。
多くの業者は古物営業法に則って営業しているので、悪用の心配がありません。
しかし、中には個人情報を盗み取るような悪徳業者もいます。
Appleギフトカードを買い取ってもらう前に、優良なサイトであるか見極めることが重要です。
見極め方として以下の点を参考にしてください。
- ホームページに会社情報(住所、代表者の氏名、電話番号など)が載っているか
- 古物商許可証を取得しているか
- 電話やメールでの問い合わせ対応が丁寧・親切か
- 運営歴が長いか
- ホームページで上位に名前がよく出ているか
これらの点をチェックして問題がなければ、悪質サイトである可能性は極めて低いため、Appleギフトカードを売却しても問題が起きる心配はありません。
Appleギフトカードの買取時に身分証明書がいらない場合のメリット
身分証明書がいらないメリットは、個人情報を悪用されるリスクがないことです。
個人情報を教える必要がないので、個人情報が漏洩する心配がありません。
個人情報漏洩の心配なくAppleギフトカードを売却できるのは大きなメリットです。
Appleギフトカードの買取時に身分証明書がいらない場合のデメリット
身分証明書がいらないデメリットは、売却する場所が限られることです。
Appleギフトカードを身分証明書なしで現金化する方法をさまざま紹介しましたが、現実的に現金化できるのはオークションサイトに出品することぐらいです。
しかし、オークションサイトは即日換金が難しいので、すぐに現金化したい人には向いていません。
つまり即日換金したい人は、身分証明書が必要ともいえます。
身分証明書が必要ない買取サイトを利用する手もありますが、古物商許可証を取得していない悪徳業者の可能性があり、あまりおすすめできません。
身分証明書がないことによってAppleギフトカードが売却しにくい状況になるのが、最も大きなデメリットです。
まとめ
Appleギフトカード(iTunesカード)を身分証明書なしで買取することは可能です。
ただし現実的な方法としては、オークションサイトに出品する方法しかありません。
その他の方法は現実的でなかったり、個人情報を悪用されるリスクがあったりするため、おすすめできません。
色々試してみてもいいですが、「少しでも高い換金率で、安全に売りたい」と思っている人は、身分証明書を取得し買取サイトで買い取ってもらうことをおすすめします。
ここでは【Apple(iTunes)ギフトカードは身分証明書なしで買取できるの?身分証明書がない場合の現金化方法を紹介】について紹介しました。
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