クオカード(QUOカード)を利用したクレジットカード現金化方法をわかりやすく解説

贈答品や景品でもらうことが多いクオカード(QUOカード)ですが、なかなか使えずに保管したままになっている方は多いのではないでしょうか。

「使い道がないから現金化したい」と思う方のために、本記事ではクオカードの現金化方法について解説します。

クレジットカード現金化を初めて行う方のために、わかりやすく解説していますので、クオカードを財布に眠らせたままにしておくくらいなら、本記事を参考に自分でクレジットカード現金化に挑戦してみてください。

クオカードをクレジットカードで買う方法

クオカードをクレジットカードで買う方法

まずは、クオカードをいただくのではなく、クオカードをクレジットカード払いで購入する方法を紹介します。

クオカードをクレジットカードで買う方法には、「クオカードオンラインストア」「JCBカード」「コンビニ」「メルカリ」の4つがあります。

どの方法が自分に合っているか見ていきましょう。

クオカードオンラインストアで購入する

クオカードは、クオカードオンラインストアでクレジットカード払いで購入することができます。

ただし、クオカードオンラインストアで購入できるクオカードは、「ハッピーメイドカード」と「レディメイドカード」の2種類だけです。その他詳しい情報をまとめました。

購入可能な商品 ・ハッピーメイドカード(手持ちの写真やイラストを印刷できるカード)
・レディメイドカード(セミオーダーカードで、好きな文字を入れられるカード)
利用可能なカードブランド ・VISA
・MasterCard
・JCB
・AmericanExpress
・Diners Club
支払い回数 1回
利用制限 毎月1回且つ購入代金50万円(税込)まで

クオカードオンラインでクオカードを購入すると、購入代金以外に「送料」や「手数料」もかかるため割高になります。

ハッピーメイドカードを例に見てみましょう。

QUOハッピーメイドカード 500円×5枚(最低5枚から購入可能)
商品価格 1,220円×5枚=6,100円
送料(税込み) 本州・四国 770円(今回は770円で計算しています)
九州・北海道 990円
沖縄 1,485円
合計 6,870円~

主要なカードブランドで購入できることがメリットですが、額面2,500円のものが6,870円と2,7倍の価格になってしまうことがデメリットです。

贈答用としてカードを作る分には種類も豊富で問題ありませんが、現金化目的購入すると考えればおすすめできません。

JCBカードで購入する

JCBの公式サイトでクオカードを購入することができます。

JCBカードで購入できるのは「JCB-QUOカード」のみで、当然支払いも「JCBカード」のみとなっています。

券種 価格(税込み)
JCB-QUOカード 500円券×1枚 530円
JCB-QUOカード 1,000円券×1枚 1,040円
JCB-QUOカード 3,000円券×1枚 3,000円
送料 660円

JCB-QUOカードは、全国100万店以上の取扱店で利用できる利便性の高いクオカードです。

汎用性が高く、使いやすさを実現するために一部コストを負担する必要があるため、少額購入する場合は数十円上乗せして販売されています。

コンビニで購入する

コンビニでもクオカードを購入することは可能です。しかし、コンビニによって使えるクレジットカードが決まっています。

例えばファミリーマートであれば「ファミマTカード」、セブンイレブンであれば「nanaco」で購入可能です。

現在、クレジットカードでクオカードを購入できるのは、ファミリーマートとセブンイレブンだけです。ローソンでもクオカードは購入できますが、現金支払いとなっています。

ファミリーマートとセブンイレブンで販売しているクオカードは以下の通りです。

ただし、3,000円券はセブンイレブンのみで販売されています。

券種 価格(税込み)
QUOカード 3,000円券(3,000円分) 3,000円
QUOカード 5,000円券(5,070円分) 5,000円
QUOカード 10,000円券(10,180円分) 10,000円

両店とも5,000円以上購入するとお得になるのが特徴で、とくに10,000円購入すれば1.8%も還元されるため、少しでも高く現金化したい方におすすめです。

メルカリで購入する

メルカリに出品されているクオカードは本来「使用済みのみ可能」となっていますが、現在でも未使用品を販売しているケースが多々見受けられます。

下記の写真もタイトルには【使用済み】と記載されていますが、写真は未使用の状態です。

使用済みとして販売されているクオカード(画像が未使用)

引用元:メルカリ

購入者側がメルカリの規約違反になる可能性はほぼないと考えられますが、アカウントが停止されるかどうかは運営次第のところがあるため、100%大丈夫とはいえません。

したがって、何かトラブルがあっても自己責任になることを承知の上で購入してください。

ちなみに、使用済みのクオカードは、買取業者に対応してもらえないことが多いので注意しましょう。

メルカリでは、VISA・MasterCard・JCB・AMEX・DinersClub・Discover・セゾンカードとさまざまなクレジットカードに対応しています。

またメルペイを使用すれば、クレジットカードを持っていないくても、後払いの現金化が可能です。

メルカリに出品されているクオカードは、記念品(アニメやグラビアなど)が多いですが、現金化する場合は、通常柄(SMILE柄)のクオカードがおすすめです。

クオカードをクレジットカード現金化する方法

クオカードをクレジットカード現金化する方法

クオカードをクレジットカード現金化する際には、注意しなければならないことがさまざまあります。

注意点を把握しておくことがお得な現金化にも繋がるので、クオカードをクレジットカード現金化する方法と併せて見ていきましょう。

クオカードをクレジットカード現金化する方法

クオカードをクレジットカード現金化するには、「金券ショップで売却する」「ネットオークションで売却する」の2つの方法があります。

古物の買取専門店に売却する方法もありますが、金券ショップで売却する方法とほぼ同じなので割愛します。

金券ショップで売却する

金券ショップでクオカードを売却する場合、「店舗買取」か「郵送買取」かのどちらかを選べます。

通常、郵送買取の方が、店舗買取よりも高く買い取ってもらえます。なぜ郵送の方が店舗買取より高くなるのでしょう。

金券ショップはお店の近くにあるライバル店を参考に買取価格を決めます。

郵送買取の場合、全国の高価買取を行っている金券ショップがライバルになるため、買取価格が店舗買取よりも高くなる傾向があります。

郵送買取の方が「買取価格」は高くなりますが、送料や振込手数料などの諸費用が発生するため、少しでも高く売りたい方はこうした経費も考慮した上で、購入してもらう店舗を決めましょう。

店舗買取は即日現金化することができるので、すぐに現金が必要な方におすすめです。

どちらもメリット・デメリットがあるので自分にあった方法を選んでください。

ネットオークションで売却する

メルカリなどのフリマサイトでクオカードを売却するのは規約上できないことになっていますが、ヤフオクなどのネットオークションであれば売却可能です。

金券ショップと違い業者を介さないため、業者に売るより高い換金率で買い取ってもらえます。

とくに懸賞などで入手した「非売品」はプレミアが付いて高く売れることが多く、「アニメ柄」や「グラビア柄」などはマニアが高く買い取ってくれます。

ヤフオクは落札時に手数料(落札価格の10%)が発生するため、それを踏まえて売却する必要があります。

ただし、「最低落札価格」を設定できるようになっているため、金券ショップよりも価格が低くなりそうであれば「売らない」という選択ができるのがメリットです。

すぐに現金化することはできませんが、プレミアの付いたクオカードを持っているなら、予想以上の高額で売れるかもしれません。

買取できないクオカード

金券ショップでは買い取ってもらえないクオカードもあります。例えば以下のようなクオカードは買い取ってもらえません。

使用済みのクオカード

使用済みのクオカードには、小さな穴が空いています。たとえ残高が残っていたとしても1度でも使用すれば買い取ってもらえません。

残高のあるクオカードを現金化したい場合は、残高を正しく明記した上でヤフオクなどのオークションに出品すると売れる可能性があります。

ただし、落札価格は期待できないので覚悟して出品しましょう。

壊れているクオカード

クオカードは裏面の磁気情報を読み取って利用します。

裏面に傷があったり汚れていたりする場合は、上手く磁気が読み込めない可能性があるため買い取ってもらえません。

固有番号が「00」から始まるクオカード

固有番号が「00」から始まるクオカードは、コンビニで購入したものです。

コンビニで販売されているクオカードは、万引き防止のためレジに通すまで利用できるかわからないようになっています。

そのため、金券ショップとしては使えるかどうかわからないクオカードは買取の対象外にしています。

しかし、クオカードの残高証明書があれば利用できると判断できるため買い取ってもらえます。

残高証明書は、ローソンにクオカードを持って行き、「残高証明レシートをお願いします」といえば、無料で発行してもらえます。

クオカードによって換金率が変わる

クオカードの換金率は90%~95%が相場ですが、デザインによって換金率が異なります。

ギフト柄

QUOカードスマイル

引用元:QUOカードオンラインストア

クオカードといえばこの絵柄を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

ギフト柄はシンプルなものが多く、換金率の相場は90%~95%です。

広告柄

QUOカード世界遺産 三保松原と富士山

引用元:QUOカードオンラインストア

広告柄は企業が発行したものが多く、右下に企業名や文字または文章が印字されています。

換金率の相場は、85%~94%とギフト柄に比べると低くなることが多いようです。

その他(アニメ・ゲーム・アイドル柄など)

QUOカード アニメデザイン

引用元:ヤフオク

上記以外にもアニメやゲーム、アイドル柄などがありますが、プレミアが付いたクオカードは換金率が200%以上になることもあります。

実際にヤフオクで高額で売られているクオカードもあります。

例えば写真のクオカードは、1000円分が4,000円で落札されていますから、換金率は400%です。

使えないクオカードも再発行可能?

磁気が飛んだり、折れたりしたクオカードは使用できませんが、再発行してもらうことができます。

再発行してもらうには、クオカード公式サイトで「再発行手続き用紙」を印刷するか、クオカード取扱店で「再発行手続き用紙」と「送付用封筒」をもらうかのどちらかの方法で用紙を入手する必要があります。

準備した用紙に必要事項を記入し、使えなくなったクオカードとともに以下の住所に送りましょう。

〒103-0023
東京都中央区日本橋本町2-4-1 日本橋本町東急ビル内
株式会社クオカード カードサービス係

引用元:QUOカード再発行お手続き

2週間ほどで新しいクオカードが届きます。ちなみに、残高がある場合は、そのままの残高で新しいクオカードを作ってもらえます。

おすすめのクオカード買取業者3選

おすすめのクオカード買取業者3選
どこでクオカードを買い取ってもらえばいいか悩んでいる方は、これから紹介するおすすめのクオカード買取業者を参考に買取店を決めてください。

バイセル

バイセル

営業地域 宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県
郵送買取 可能
換金率 記載なし
ホームページ https://buysell-kaitori.com/

バイセルは、金券以外にも着物、時計、金、ブランド品、家電など幅広い品物を買い取っています。

店舗買取・出張買取・宅配買取の3つの方法から買取方法を選べます。

ホームページに換金率の記載がないため、まずは無料査定を依頼してその結果を見てから売却するか検討しましょう。

「東証上場」「ちびまる子ちゃんのTVCM」「1日1,000人以上利用」といった安心できるポイントがいくつもあるのが特徴です。

アクセスチケット

アクセスチケット

営業地域 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、長野県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県
郵送買取 可能
換金率 50%~100%
ホームページ https://www.access-ticket.com/

アクセスチケットは、関東・関西を中心に展開している金券ショップです。

郵送買取が可能なので、近くに店舗がなくても気軽に買い取ってもらえます。

クオカード以外にも商品券、切手、株主優待券、新幹線回数券など、さまざまな金券を取り扱っています。

アクセスチケットの換金率は高く、アニメ柄・アイドル柄・グラビアアイドル柄・ゲーム柄の500円分クオカードの換金率は100%です。

換金率が50%のものが一部ありますが、ほとんどが94%~96%と高い換金率で買い取ってくれます。

おたからや

おたからや

営業地域 全国
郵送買取 不可(出張買取は可)
換金率 最大98.2%
ホームページ https://www.otakaraya.jp/

おたからやは、全国出店数No.1の買取専門店です。全国展開しているため店舗への持ち込みが楽ですが、近くに店舗がない場合は出張買取してくれます。

金券以外にもブランド品や美術品、おもちゃなどさまざまなものを買い取っています。

公式ホームページには、クオカードの換金率は最大98.2%と記載されていますが、詳細な情報は載っていません。

査定だけでも大丈夫なので、詳しく換金率を知りたい方は、無料査定を依頼してみてください。

クオカードPayは現金化できるのか

クオカードPayは現金化できるのか
クオカードには「クオカードPay」という決済方法があります。「クオカードPay」とは何か、現金化に使用することができるのか説明します。

クオカードPayとは

クオカードPayとは、簡単にいえばクオカードのデジタル版です。

カードタイプではなく、スマホに表示したURLを加盟店に見せるだけで買い物ができるデジタルギフトサービスです。

もらったクオカードPayはすぐに支払いに使えますし、アプリも個人情報の登録も必要ないので、簡単・安心・安全に利用できます。

クオカードPayの利用までの流れ

クオカードPayを利用するまでの手順は以下の3ステップです。

  1. STEP1 クオカードPayをもらう

    メールやSNSなどで専用のURLを送ってもらう

  2. STEP2 届いたURLを開く

    受け取ったURLを開くと残高などが確認できる

  3. STEP3 支払いする

    お店で支払う場合は、開いたURLにあるバーコードを見せるだけ

クオカードPayで現金化するには

結論からいうと、クオカードPayを現金化に利用することはできません。

クオカードと違いデジタル化してあるため、クオカードPayを売却する手段がありません。しかし、間接的な方法であれば現金化することが可能です。

1つ目のやり方は、「クオカードPayで購入した商品を売却」する方法です。

家電やゲームなどをクオカードPayで購入し、メルカリなどで売却すれば現金化することができます。

商品を手配するところから始めるため、現金化が完了するまでに時間がかかるのがデメリットです。

2つ目のやり方は、「クオカードPayで購入した商品を返品」する方法です。

クオカードPayで購入した商品を返品し、購入した金額を現金で受け取ればすぐに現金化できます。

例えば、ユニクロは購入した服の返品対応はすべて現金です。

この方法はお店に迷惑がかかるためあまり良い方法とはいえません。

また店舗によって返品を受け付ける基準が異なり、購入者側に非がある返品は受け付けてもらえないことがあります。事前に返品のルールを確認してから行いましょう。

クオカードをクレジットカード現金化する際によくある質問

クオカードをクレジットカード現金化する際によくある質問
クオカードをクレジットカード現金化に利用する際によくある質問をまとめました。

クオカードの換金率の目安は?
クオカードの換金率は90%~95%が目安です。

金券ショップや買取業者によって買取価格が異なるので、複数の買取業者を比較してから買取業者を決めましょう。

クオカードの換金は禁止なの?
クオカードを発行している株式会社クオカードでは、クオカードを換金・転売することを禁止しています。

禁止しているとはいえ、罰せられることはありませんし、持ち込んだ金券ショップで注意されることもありません。

クオカードは売るか使うかどちらがいい?
クオカードの換金率は90%~95%が多く、ほとんどの場合売却する方が損をしてしまいます。そのため、クオカードを使う当てがある方は、自分で利用する方がいいでしょう。

しかし、プレミアの付いたクオカードはネットオークションなどで売却すると多くの利益を得ることができますので、自分の持っているクオカードにプレミアが付いたものがないか探してみてください。

まとめ

クオカードを利用してクレジットカード現金化したい方は、「金券ショップ(買取業者)を利用する」か「ネットオークションで売る」かのどちらかで現金化しましょう。

どちらを利用するかは、自分の持っているクオカードの種類などで判断してください。

クオカードを使ったクレジットカード現金化の方法を分かりやすく解説しましたので、初めて現金化する方でも理解できたと思います。

余っているクオカードがある方は、ぜひ本記事を参考にして挑戦してみてください。

ここでは【クオカード(QUOカード)を利用したクレジットカード現金化方法をわかりやすく解説】について紹介しました。