Appleギフトカードがメルカリで転売できない理由は?代わりの買取方法を紹介
メルカリは、何でも出品できる便利なサイトだと思っている人は少なくありません。

しかし、メルカリで出品や購入できない商品があります。Appleギフトカードもその1つです。

本記事では、メルカリでAppleギフトカードが転売できない理由を解説します。

また、メルカリの代わりになるAppleギフトカード買取方法も紹介しますので、参考にしてください。

メルカリでAppleギフトカードが転売できない理由

メルカリでAppleギフトカードが転売できない理由

メルカリでAppleギフトカードが転売できない理由として、主に以下の3つが挙げられます。

  • 過去に問題があったから
  • 現金化目的の出品を禁止しているから
  • 国やユーザーからの批判を避けるため

それぞれについて、見ていきましょう。

過去に問題があったから

メルカリでは、過去に現金が出品される騒動がありました。
メルカリで現金が出品された例
出典:メルカリ

一見おかしな光景に思われますが、これは現金化目的で出品されています。

つまり、クレジットカードで購入し、現金が送られてくるため、現金化したい人に需要があるのです。

例えば、以下のような人に需要があります。

  • 金融機関から借りたお金をすぐに返済しなければならない人
  • 冠婚葬祭などでお金が必要になった人
  • まとまったお金をすぐに用意したい人

しかし、メルカリへの現金の出品はニュースで取り上げられるほど、大きな社会問題となり、これを機にメルカリ側も現金化の可能性がある商品の出品や購入を禁止しました。

Appleギフトカードも禁止になった商品の1つなのです。

現金化目的の出品を禁止しているから

メルカリに現金が出品された問題を機に、メルカリは現金化目的の出品を禁止していますが、現在では多くの商品の出品が禁止されています。

例えば、以下のような商品です。

  • 電子データ(電子チケット・電子クーポン・QRコードなど)
  • 盗品など不正に入手した商品
  • 現金
  • 金券類
  • カード類
  • チケット類
  • 法令上の取り扱いにより、メルカリでの取引が困難と判断したもの

現金化目的になるギフトカード類やプリペイドカード類以外にも、犯罪につながるおそれのある商品の出品も禁止しています。

上記以外にも出品を禁止している商品は数多くあるので、気になる人は「禁止されている出品物 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ」を参考にしてください。

Appleギフトカードの出品は禁止されていますが、使用済みと明記したものが出品されている場合があります。

メルカリが本当に使用済みかどうかを判断して容認していますが、見た目だけでは使用済みかどうかを判断できません。

使用済みと書けば出品できるかもしれませんが、紛らわしくなるので転売しないようにしましょう。

国やユーザーからの批判を避けるため

メルカリは、国やユーザーからの反応に敏感です。

例えば、新型コロナウイルスが流行したときに、マスクや消毒液が高額で転売されることがありました。

もちろん、メルカリでも高額で転売されており、定価の100倍近い値段で出品されていました。

これを受けて政府が取り組んだ対策が「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」の閣議決定(2020年3月10日)です。

その結果、マスクの高額転売は禁止されました。

閣議決定されて3日後の3月13日から、メルカリも衛生マスクの出品を一律禁止しています。

政府が2020年8月29日に転売規制を解除したあとも、メルカリは2022年8月12日まで規制を継続しました。

メルカリはそれだけ、国やユーザーからの批判に敏感だということです。

当時、メルカリは多くの批判を受けたため、国やユーザーからの批判に敏感になりました。

Appleギフトカードの転売もマネーロンダリングなどの問題に関与する可能性があるため、転売できないのです。

国だけでなく、クレジットカード会社やAppleとの関係性にも敏感です。

特にクレジットカード会社との関係性に亀裂が生じると、経営が困難になるほど致命的な事態に陥りかねないからです。

クレジットカード会社はクレジットカードを現金化目的で使用することを禁止しているため、メルカリも現金化につながるものを禁止しているという理由もあります。

これらの理由から、メルカリでAppleギフトカードの転売はできません。

メルカリでAppleギフトカードを転売するリスク

メルカリでAppleギフトカードを転売するリスク

メルカリはAppleギフトカードの転売を禁止していますが、メルカリの指示に従わず、Appleギフトカードを転売した場合、メルカリの利用を制限される可能性があります。

メルカリのガイドラインでは、利用制限について3段階で設定しています。

  1. 利用できない期間を設定する場合(24時間、〇日間など)
  2. 制限を解除すべきか判断してから決める場合(本人へのヒアリング、確認を実施して解除すべきと判断した場合は制限を解除)
  3. 無期限のアカウント停止

1~3の順番で制限されるのではなく、最悪の場合は、違反行為を1回するだけで無期限のアカウント停止を受ける可能性もあります。

そのため、今回だけでなら大丈夫だろうと思って出品すると、2度と使えなくなる可能性もあるので注意しましょう。

メルカリでアカウントを作る際は、本人確認が必要です。

つまり、無期限のアカウント停止を受けた場合、アカウントを作り直せません。

そもそも、複数のアカウントを持つことは禁止されています。

普段からメルカリを利用している人はもちろん、今後もサービスが進化していくことが予想されるメルカリを使えなくなるのは、かなりの痛手と言えるでしょう。

ちなみに、メルカリはAIによって違法行為がないかをチェックしています。

会社の営業時間外に出品しても、AIが検知するので覚えておきましょう。

メルカリ以外でAppleギフトカードを現金化する方法

メルカリ以外でAppleギフトカードを現金化する方法
メルカリだけでなくラクマやPayPayフリマでも、Appleギフトカードの転売が禁止されています。

そのため、Appleギフトカードを現金化する場合には、別の方法を選びましょう。

Appleギフトカードを現金化する方法は、以下の4つです。

  • 買取サイトを利用する
  • 家族や友達など知り合いに売る
  • 買取ショップに売りに行く
  • オークションサイトで出品する

それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

買取サイトを利用する

Appleギフトカードを現金化する方法で一番おすすめなのは、「買取サイト」です。

買取サイトの最大の魅力は、買取率の高さです。

買取サイトの買取相場は、85%~95%となっています。

他方で、オークションサイトは80%~85%、買取ショップは65%~75%なので、買取サイトの買取率が一番高いことがわかります。

また、買取サイトは即日買取が可能です。

買取サイトの多くは、「最短30分で振込可能」「平均振込60分」と謳っており、そのとおりに買取してもらえます。

すぐにまとまったお金を用意したい人におすすめです。

また、24時間受け付けているサイトも珍しくなく、時間も場所も選ばずに、自分の好きなタイミングで買取してもらえる点も大きなメリットです。

ただし、買取サイトの中には、悪質な業者が運営しているサイトがあることから、優良な買取サイトを選ぶことがポイントです。

以下の項目に注意して、優良な買取サイトを選びましょう。

  • 運営会社の情報を明記している
  • 運営会社の情報が正しい
  • 買取率が高い
  • 運営歴が長い
  • メールや電話などの対応が親切

買取サイトを利用するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット

  • 申込みから振込みまでのスピードが早い
  • 他の買取方法に比べて買取率が高い
  • スマホで完結するので手間がかからない
デメリット

  • 悪質なサイトがある
  • 身分証明書が必要(初回のみ)
  • 未成年は利用できない

家族や友達など知り合いに売る

買取サイトや買取ショップなどの業者に頼らず、家族や友達など知り合いに売る方法もあります。

知り合いに売る最大の魅力は、個人情報の漏えいやトラブルに巻き込まれないことです。

また、知り合いであれば買取率100%も可能です。

仮に100%ではなかったとしても、高い買取率で売れます。

手間もかからないため魅力的ですが、タイミングよくAppleギフトカードをほしい人が現れるとは限りません。

どちらかといえば、身近にAppleギフトカードを求めている人は少ないでしょう。

そのため、自分が現金化したいタイミングで売却できないことがデメリットになります。

Appleギフトカードは、ゲームの課金などでよく使用されるため、身近にゲームが好きな人がいないかをチェックしたほうが早く売れるかもしれません。

ただし、頻繁にAppleギフトカードが必要か質問していると怪しまれるので注意しましょう。

家族や友達など知り合いに売るメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット

  • 高い買取率が期待できる
  • 安心・安全に取引できる
デメリット

  • タイミングよくAppleギフトカードを売却できない
  • 買い手が見つかるまで売却できない

買取ショップに売りに行く

近くの買取ショップに売りに行くという方法もあります。

買取ショップの最大の魅力は、対面で売却できることです。

買取サイトやオークションサイトなどはネット上でやり取りするため、買い手の顔がわからない状態で売却します。

一方、買取ショップは販売員と対面でやり取りするため、相手の表情やしぐさなどがわかり安心です。

少しでも安心して売りたい人は、買取ショップがおすすめです。

ただし、Appleギフトカードを取り扱っている買取ショップは、ほとんどありません。

Appleギフトカードを取り扱っている買取ショップは、アマゾンギフト新宿西口(東京)、アイギフト 梅田(大阪)など、全国に数店舗しかありません。

そのため、自分が住んでいる近くにAppleギフトカードを取り扱っている買取ショップがある可能性は低く、遠出しなければならなりません。

自分の住所によっては、あまり現実的ではないと言えるでしょう。

また、Appleギフトカードを持ち込めば、必ず売れるというわけではありません。

Appleギフトカードの売却条件は決まっており、以下の項目を満たす必要があるからです。

  • 購入したときのレシートがある
  • PINコードの上にあるスクラッチ部分が削られていない
  • 10,000円以上のAppleギフトカード
  • カードタイプのAppleギフトカード

上記の条件が満たされていない場合は、買取不可または買取率が下がる可能性があります。

買取ショップで売却する場合は、クリアすべき条件が多いのであまりおすすめできません。

買取ショップに売りに行くメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット

  • 対面で売却するので安心感がある
デメリット

  • Appleギフトカードを取り扱っている買取ショップがほとんどない
  • 買取率が低い
  • 買取条件が多い

オークションサイトで出品する

メルカリやラクマなどのフリマサイトではAppleギフトカードは売却できませんが、オークションサイトであれば出品し、売却できます。

オークションサイトの買取相場は80%~85%ですが、自分で値段を付けられるので、場合によっては相場以上の価格で売却できるケースもあります。

買取サイトと同様に、ネット上でやり取りが完結するので、いつでもどこでも出品可能です。

オークションサイトの最大の魅力は、売却金額が低くても買取率が変わらないことです。

買取サイトは、売却金額が低いと買取率が低くなってしまいます。

しかし、オークションサイトでは、1,000円や3,000円分であっても買取率が変わりません

オークションサイトの欠点は、手数料や送料がかかることです。

売却金額自体は高くても、そこから手数料などが引かれるので、手元に残る金額は低くなります。

オークションサイトで有名なヤフオクを例に考えてみましょう。
ヤフオクでの「アップル ギフトカード」の落札相場・落札価格の例

出典:Yahoo!オークション -「アップル ギフトカード」の落札相場・落札価格

こちらは、実際にヤフオクで落札されたAppleギフトカードです。

落札価格だけ見れば、どれも買取率が100%近くで売却されています。

一番上にある1,000円分のAppleギフトカードが990円で落札された事例を用いて、実際に手元に残る金額を計算してみましょう。

販売手数料 10%(ノーマル会員の場合)
振込手数料 PayPay銀行は無料
その他の口座への振り込みは1回100円
送料 ミニレター63円
普通郵便84円

「振込手数料が無料」「送料が63円」で計算した場合、実際に手元に残る金額は828円です。

具体的な計算式は、以下のようになります。

990円-(990円×0.1)-63円=828円

このように買取率がほぼ100%で落札されたとしても、実際の買取率は82.8%になってしまいます。

買取サイトと比較して、オークションサイトのほうが高く売れそうであれば利用しましょう。

ただし、オークションサイトは即日現金化できるとは限りません。

1日で売れる場合もあれば、3日かかる場合もあります。

いつ売れるかわからないため、すぐに現金化したい人は買取サイトがおすすめです。

オークションサイトで出品するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット

  • いつでもどこでも出品(現金化)できる
  • 売却金額が低くても買取率が変わらない
  • 相場以上の金額で売れる場合もある
デメリット

  • 即日現金化できるとは限らない
  • 手数料や送料がかかる
  • 買取率90%以上を狙うのが難しい

買取サイトを利用するときの注意点

買取サイトを利用するときの注意点

結論として、Appleギフトカードを現金化するときは、買取サイトがおすすめです。

しかし、買取サイトを利用するときはいくつかの注意点があります。それぞれ見ていきましょう。

悪質なサイトもある

買取サイトは、優良サイトばかりというわけではなく、悪質サイトもあります。

悪質なサイトを利用してしまうと、「お金が振り込まれない」「個人情報が流失した」といった被害に遭う可能性もあります。

さらに、悪質なサイトほど買取率が異常に高かったり、詳細不明なキャンペーンを紹介していたり、あり得ないサービスを提供していることが多いので気をつけましょう。

未成年は利用できない

未成年(18歳未満または20歳未満)は、買取サイトを利用できません。

これは、古物営業法や青少年保護育成条例などで定められているからです。

もちろん、年齢を偽って利用することもできません。

買取サイトを利用するときには、身分証の提示が必要になるからです。

身分証の提示が必要

買取サイトを利用するときは、身分証の提示が必要です。

身分証の提示は古物営業法によって定められています。

もし、身分証を提示する必要のない買取サイトがあれば、悪質なサイトである可能性が高いです。

「身分証の提示がなくてラッキー」と思わずに、悪質なサイトではないかと疑いましょう。

初回は身分証の提示が必要ですが、2回目からは不要になるサイトがほとんどです。

身分証を提示することに抵抗がある人は、SMS認証で代用できるサイトもあります。

身分証なしで現金化する方法については、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

Apple(iTunes)ギフトカードは身分証明書なしで買取できるの?身分証明書がない場合の現金化方法を紹介

【番外編】法律違反ではないが規約違反になる

Appleギフトカードを現金化することは、法律違反ではありません。

しかし、現金化目的で購入したAppleギフトカードを現金化すると、Appleやクレジットカード会社の規約に違反することになります。

例えば、「大量のAppleギフトカードを購入した」「Appleギフトカードの購入頻度が高い」といった場合、クレジットカード会社から不審に思われるかもしれません。

現金化がバレる可能性は極めて低いですが、バレてトラブルにならないように気をつけましょう。

買取サイトで高額買取を狙うコツ

買取サイトで高額買取を狙うコツ
買取サイトでAppleギフトカードを買取してもらうときは、少し工夫することで高額買取が狙えます。

高額買取を狙う3つのコツを解説します。

現金化するタイミングを図る

買取相場は変動するため、現金化するタイミングによって買取率が変わることがあります。

一般的には月初は買取相場が下がり、月中(20日前後)は買取相場が上がります。

月初に買取相場が下がるのは、クレジットカードや携帯決済の利用枠が復活するためです。

復活するタイミングで買取サイトを利用して現金化する人が増え、飽和状態になるので、相場が下がってしまいます。

下がった相場が徐々に回復する20日前後を目途に、買取サイトを利用しましょう。

初回利用特典を利用する

買取サイトの多くは、初めて利用する場合と2回目以降利用する場合で買取率が異なります。

サイトの利用者を増やすために、初回は買取率を高くしています。

初回と2回目以降では、Appleギフトカードの買取率がどれほど違うのか見てみましょう。

サイト名 初回利用時 2回目以降
買取ボブ 88%(LINE利用時) 83%(LINE利用時)
ソクフリ 88% 82%
ギフトグレース 88%(通常レート) 83.5%~84%(通常レート)
買取お~きに 90%(LINE利用時) 90%(LINE利用時)
買取高額箱 90%(LINE利用時) 90%(LINE利用時)

※2024年4月時点の買取率です。買取率は変動しますので、詳しくは各ホームページをご確認ください。

初回と2回目以降では、5%近く買取率が変わるサイトが多くありました。

同じサイトを繰り返し使わずに、初回利用特典を利用することも高額買取を狙うコツです。

もちろん、初回と2回目以降の買取率が変わらないサイトもあります。

何度も同じサイトを利用したい人は、買取率が変わらないサイトを利用しましょう。

まとめて現金化する

まとめて現金化することで、2つのメリットがあります。

1つ目のメリットは、手数料が削減できることです。

近年では、手数料無料のサイトが増えています。

しかし、手数料がかかるサイトの場合、申し込む度に手数料がかかります。

1回にまとめると、無駄な手数料を支払う必要がありません。

2つ目のメリットは、1度にまとまった金額を申し込むことで、買取率が高くなることです。

例えば、アマプライムの買取率を見てみましょう。
アマプライムの買取率

出典:アマプライム

Appleギフトカード(iTunesカード)の買取率を見ると、2,000円未満では50%ですが、10,000円以上になると88%~と大幅に買取率が高くなっています。

そのため、高額買取を狙うなら、1度にまとまった金額を申し込みましょう。

買取サイトによっては10万円、50万円と金額が増えるにつれて、買取率が上がるサイトもあります。

サイトごとに設定している金額が異なるので、買取サイトを利用するときは、申込金額ごとの買取率を確認しましょう。

まとめ

メルカリで、Appleギフトカードを転売することはできません。

転売できない理由として、以下の3つが挙げられます。

  1. 過去に問題があったから
  2. 現金化目的の出品を禁止しているから
  3. 国やユーザーからの批判を避けるため

メルカリだけでなく、ラクマやPayPayフリマなどのフリマサイトででも、Appleギフトカードは転売できないため、他の方法で現金化しましょう。

おすすめは買取サイトです。買取率が高く、即日現金化できることが特徴です。

買取サイトを利用する場合は、本記事で紹介した「買取サイトで高額買取を狙うコツ」を参考にしてください。

ここでは【Appleギフトカードがメルカリで転売できない理由は?代わりの買取方法を紹介】についてでした。

投稿者プロフィール

橋本隆志
橋本隆志
借金総額300万円
消費者金融からお金を借り、借金返済をする為にクレジットカードで現金化をした経験などを元に執筆をしています。