クレジットカード現金化は海外でできる?方法と注意点を解説

現金が急に必要になった際に便利なのが、クレジットカード現金化です。
多くのネット型店舗が営業しており、国内に住んでいる方なら簡単に利用できます。

しかし、海外でクレジットカードの現金化を行うとなると、国内とは勝手が違い注意すべき点がいくつかあります。

この記事では、海外でクレジットカード現金化をする基本的な方法とその際の注意点を解説します。

海外でクレジットカードを現金化するには

海外でクレジットカードを現金化するには

海外でクレジットカードの現金化を行うには、

  • キャッシングサービスを利用する方法
  • カード払いで現地の物を買い換金する方法
  • 海外対応可能な現金化業者を利用する方法

といった方法があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

キャッシングサービスを利用する

海外で現金を手に入れる最も一般的な方法は、クレジットカードの「キャッシングサービス」の利用です。

海外キャッシングサービスが付帯されているカードであれば、現地の通貨を手に入れられます。

日本円ではないため、換金する必要もありません。キャッシングサービスの利用は手間がかからない上、基本的に24時間利用可能というメリットがあります。

ただし、キャッシングサービスには利用上限があります。上限に達すると利用できなくなるため、海外で大量の現金が必要な場合は注意が必要です。

上限は、カードの種類や契約内容によって異なります。事前に確認しておきましょう。

関連ページ:海外のATMで現金を引き出すのとキャッシングするのはどちらがお得?

カード払いで現地の物を買い換金する

クレジットカードで購入した商品を現金に換金するという方法もあります。

手順は比較的簡単で、まずクレジットカードを使用して現地の店舗で商品を購入します。

次に、購入した商品をそのまま現地のリサイクルショップに持ち込み、買い取ってもらうだけです。

リサイクルショップを利用する際は、その国の法律や規制に従う必要があります。

また、商品の状態や需要によって換金率が変動するため、十分なリサーチが必要です。

クレジットカード会社やリサイクルショップによっては手数料が発生することがあります。

海外対応可の現金化業者を利用する

海外対応可能な日本の現金化業者を利用して、現金を手に入れる方法もあります。

海外にいても、円を現地通貨に簡単かつ迅速に換金することができます。急に現金が必要になった時に頼りになる手段です。

しかし、現金化業者を選択する際は注意が必要です。手数料、レビューなどを確認し、安全かつ信頼性の高い業者を選びましょう。

おすすめなのは、商品の発送や受け取りが不要な現金化業者です。こうした業者は匿名性が高く、トラブルのリスクが低減されます。

海外発行のクレジットカードでも現金化できる

海外発行のクレジットカードでも現金化できる


海外発行のクレジットカードでも、現金化業者を利用することで現金化は可能です。

ただし、外国発行のカードは一部の店舗やショップで決済ができないことがあります。特にマイナーなカードは使用が難しいことも。

海外のクレジットカード現金化業者は、信頼性が低いといわれており、詐欺に遭う可能性がある点にも警戒が必要です。

不正な手段を用いる業者も多いため、業者選びは慎重に行いましょう。

安易な取引はリスクを伴いますので、詳細な調査を行い信頼できる業者を見つけましょう。

海外在住者はクレジットカードの現金化が難しい

海外在住者はクレジットカードの現金化が難しい


ここまでクレジットカードの現金化の方法や注意点を解説しましたが、現金化することが難しいケースもあります。それは、海外に在住している場合です。

海外在住者によるクレジットカードの現金化が難しい理由としては、キャッシュバック方式による現金化が難しいこと、送金手数料が高く換金率が下がることが挙げられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

日本に住んでいないとキャッシュバック方式による現金化が難しい

海外在住者のクレジットカード現金化が難しい理由として挙げられるのが、キャッシュバック方式が利用しづらい点です。

キャッシュバック方式は、商品の購入後に返金やポイント還元が行われ、それを現金化する仕組みですが、通常キャッシュバックの手続きには商品の受け取りが含まれています。

この荷物を受け取るための海外への輸送や受け取り手続きが煩雑であるため、海外在住者はキャッシュバック方式でのクレジットカードの現金化が困難ということになります。

解決策としては、一時的に日本国内の実家などに住所を移動させ、家族に荷物の受け取りを依頼することで可能になります。

この方法は手間がかかるものの、キャッシュバック方式でも現金を得られます。

送金手数料が高く換金率が下がってしまう

高額な送金手数料と換金率の低下も、海外在住者のクレジットカード現金化を難しくさせる理由の一つです。

通常、海外からの送金には高額な送金手数料がかかります。

そのため、現地での換金作業にかなりのコストがかかり、結果的に換金率が低下してしまいます。

また、一般的に海外へ送金する際は銀行や送金サービスを利用しますが、その手続きには複雑な手間が伴いますし、高額な手数料を徴収されます。

したがって、最終的に受け取る金額は本来の価値よりも大幅に減少してしまいますので、この方法での現金化はおすすめできません。

海外でクレジットカード現金化に関するよくある質問

海外でクレジットカード現金化に関するよくある質問


続いて、海外でクレジットカードの現金化をしようという時に、よくある質問に答えていきます。
クレジットカードの現金化は違法?
クレジットカードの現金化は、現時点では明確に違法とはされていません。

なぜなら「買い物した際、買いすぎてしまったため余分な商品を売却しただけ」「キャッシュバックを受けるために商品を購入しただけである」といった形で合法性を装うことができるため、意図的な現金化と偶発的な現金化を明確に区別することができないからです。

基本的には利用上限金額内であれば、クレジットカードの現金化は可能です。

クレジットカードの現金化が違法な国は?
明確に禁止している国もあります。

例えば韓国では「카드깡」(カードゥカン)と呼ばれるカード割引は、信専門金融業法によって厳しく禁じられた違法行為とされています。

このカードゥカンとは、カード所有者がカード割引業者から商品を購入し、カードで支払いを行った後、業者が所定の割引率を差し引いて残りの金額をカード所有者に現金で支払うというシステムです。

キャッシング枠のないクレジットカードしかない時はどうする?
(海外で銀行のカードと現金を盗まれてしまった際など)手元にクレジットカードしかない、しかもキャッシング枠のないカードの場合は、カードで物を購入し、それを売って換金することで現金が手に入ります。
現金化の手続きが面倒だから現金をたくさん持っていってもいい?
100万円相当額を超える現金を持って出国または入国する場合には、税関への申告が必要です。

申告さえすれば大量の現金を持参できますが、滞在先でスリや強盗に遭う危険性が高まります。

持ち歩く現金は必要最低限にして、デビットカードやプリペイドで銀行などに設置されたATMから現地通貨を引き出すのがおすすめです。

海外でのクレジットカード現金化まとめ

海外でのクレジットカード現金化には、主に「キャッシングサービスを利用する方法」「カード払いで現地の物を買い換金する方法」「海外対応可能な現金化業者を利用する方法」という3つ方法があります。

状況に合わせて利用しやすい方法を選ぶ必要がありますが、海外での現金調達において、キャッシングが最も安全で手間がかからない手段であることはいうまでもありません。

キャッシングはその即効性と利便性から、急な支出や現金不足に対処するための頼りになる方法です。

どうしてもその他の方法を選ばざるを得ない場合は、信頼性や法的な規制を確認してからにしましょう。

ここでは【クレジットカード現金化は海外でもできるの?手数料や換金率も解説!】について紹介しました。