クレジットカード現金化の注意点とは?現金化を成功させるために気を付けたいこと

現金が足りないときに、クレジットカードを使って現金を手にすることができるクレジットカード現金化は大変便利です。

しかし最近、「クレジットカード現金化は違法ではないのか?」「国会で問題視されている」などという話を聞くようになりました。

クレジットカード現金化の問題と、利用するにあたっての注意点を紹介します。
その上で実際に現金化するなら、必ずクレジットカード現金化 優良店に依頼しましょう。

クレジットカード現金化は違法?国会でも取り上げられた理由とは?

クレジットカード現金化は違法?国会でも取り上げられた理由とは?


クレジットカード現金化は、現在、法律から見るとグレーゾーンとされています。

というのも、クレジットカードを使って現金化するのと、クレジットカードでブランド品を衝動買いしたあとでしまったと後悔し、オークションやリサイクルショップで売却するのでは、理由は違っても行為そのものは同じことなので、罪に問うのが難しいからです。

しかし、クレジットカード現金化が国会で取り上げられ、今後法律違反となるのではないかという噂が一部で広がっています。

これはなぜなのでしょうか?

国会で問題視されているクレジットカード現金化とは

この噂は、2017年の衆議院第193回国会で、次のような質問が取り上げられたことから広がりました。

フリーマーケットアプリ大手のメルカリと、オークションサイト大手のヤフーオークションに、現行紙幣を出品する例が多数あり、各社は現行紙幣の出品を原則として禁止する措置を取ったと報じられている。

決済手段をクレジットカードにして現金を購入する行為は、日本の各クレジットカード会社が会員規約で禁止している、クレジットカードショッピング枠の現金化と同じである。

クレジットカードで現行紙幣を購入することは法律上も原則禁止とすべきではないか。
引用:クレジットカードで現行紙幣を購入することに関する質問主意書 / 第193回国会 衆議院 質問主意書 第266号

これについての回答は以下のようなものでした。

質問にある法的に禁止の意味するところが明確でなく、回答は困難である。

クレジットカードのショッピング枠現金化については、クレジットカードが不正行為に悪用されることを防止する意味から、クレジットカード業界において会員規約で禁止とする取り組みを業界が自主的に行っている。

クレジットカードで現行紙幣を購入することも同じように禁止するよう、業界団体を通じてクレジットカード各社に要請していく。
引用:クレジットカードで現行紙幣を購入することに関する質問主意書 / 第193回国会 衆議院 質問主意書 第266号

まず、2017年に国会で取り上げられたクレジットカード現金化の問題とは、メルカリなどフリマアプリやネットオークションに、現金の画像をアップして現金をクレジットカードで販売する行為のことです。

実際、メルカリなどに現金が多数出品された時期がありました。

国会答弁では、このフリマアプリやネットオークションを使ったクレジットカード現金化については、法律上禁止にするのではなく、業界団体の自主規制で悪用を防止していくとしていますが、既出の通りメルカリ、Yahoo!オークションでは現金の出品を禁止して現在現金の出品はできなくなっています。

では、現在よく利用されている現金化業者を使ったクレジットカード現金化や自分で行う現金化は全く問題ないのかというと、そうでもありません。

法的にはグレーゾーンであるとはいえ、クレジットカード会社ではクレジットカード現金化を利用規約で禁止しています。
万が一、クレジットカード会社に現金化していることが発覚してしまうと、厳しいペナルティを受けることになります。

また、クレジットカード現金化を扱う業者が増えるにつれ、中には悪質な商売をする業者も増えてきています。

これらの業者に関わってしまうと、個人情報を悪用されたり、現金が振り込まれなかったりといった被害に遭う恐れがありますので注意が必要です。

クレジットカード現金化で業者が摘発される危険がある

クレジットカード現金化で業者が摘発される危険がある


クレジットカード現金化はグレーゾーンであるのに、現金化業者が違法だとして摘発されるというのはどのような場合なのでしょうか。
クレジットカード現金化は金融取引ではなく、商取引です。

しかし、現金化業者が実は闇金業者で、現金化業者を隠れ蓑に使って営業しているとみなされた場合は、貸金業法や出資法に違反して法定金利より高い金利を取っていたり、賃金業の資格を取得していなかったりして、摘発されたケースが過去にはあります。

また、買取業者が中古品の買取りを行っているのに、古物商の資格を取っていない場合なども摘発される恐れがあります。
ただし、これらの場合、現金化業者が摘発されたからといって、利用者が罪に問われることはまずありません。

しかし、ここで留意しておかなければならないのは、現金化業者が摘発されたからといって、利用者の返済義務がなくなるわけではないことです。

闇金業者に高い金利でお金を借りていた場合は、返済免除になる可能性がありますが、現金化の場合は悪徳業者に騙されたとしても、利用者の返済義務はクレジットカード会社に対してなので返済しなくていいとはならないのです。

また、悪徳業者による被害が増えることで、今後大きな社会問題に発展すれば、クレジットカード現金化が法律で規制される方向に進む可能性があります。

実際、海外でもクレジットカード現金化は行われていて、韓国においては問題が表面化して法律で禁止されました。

関連ページ:クレジットカード現金化は海外でもできるの?手数料や換金率も解説!

現金化を考える際には、このような問題があることを理解して、他に方法がない場合の最後の手段として利用しましょう。
また、利用する場合は悪徳業者に関わらないようにすることが大切です。

クレジットカード現金化の危険性と安全な方法について

クレジットカード現金化の危険性と安全な方法について


クレジットカード現金化を安全に成功させるためには、次のような危険があることに留意しておかなければなりません。
  • クレジットカード会社に発覚する危険
  • 悪徳業者に関わってしまう危険
  • 犯罪に巻き込まれる危険

クレジットカード現金化する方法には、自分でする方法と、業者を使う方法がありますが、それぞれの方法とそこで遭遇するかもしれない危険について考えます。

自分で行う方法

自分で行う現金化は、クレジットカードのショッピング枠で、金券、ブランド品、電化製品など換金率の高い商品を購入して、金券ショップやリサイクルショップ、あるいはネットオークションやフリマアプリなどで売却して現金化する方法です。

自分で現金化するため、商品の購入、売却に手間がかかりますが、業者に払う手数料が節約できる分、換金率が高くなる可能性があります。

ただし、上手に商品を選ばないと換金率が低くなったり、場合によっては売却できずに大損したりする可能性があります。

また、何より心配なのは、換金率の高い商品ばかり繰り返し購入することで、クレジットカード会社に現金化を疑われる危険があることです。

業者を使った方法

クレジットカード現金化専門業者を使って現金化する方法です。
現金化業者を使った買取りには、買取方式とキャッシュバック方式という2つの方法があります。

買取方式

現金化を専門とする買取業者の指示に従い、クレジットカードのショッピング枠で、ブランド品や金券、電化製品など換金率の良い商品を購入して、買取業者の仲介で売却して現金を得る方法です。

買取方式の業者は換金率が高い商品について知識が豊富ですので、手数料はかかりますが業者の指示に従って商品を購入することでより多くの現金を手にすることができます。

自分で行う現金化のように自分で購入して売却するので手間はかかりますが、販売から買取りまで一括で対応する買取業者もあるので、そのような業者を選べば自分で行うよりスピーディーに現金化できます。

なお、現金化業者は中古品を買い取ることになるため、古物商許可買番号を取得していなければなりません。

心配なのは、買取方式の現金化業者が高く買ってくれる商品を繰り返し購入してしまうと、クレジットカード会社に現金化を疑われる危険があることです。

キャッシュバック方式

キャッシュバック方式は、現金化業者からクレジットカードのショッピング枠で商品を購入し、その特典としてキャッシュバックを受け取る方法です。商品代金からキャッシュバック分を引いた残りが現金化業者の手数料となります。

キャッシュバック方式を採用している業者の多くは、加盟店とカード会社の間に入って手続きを代行する決済代行会社を通して決済手続きを進めるため、クレジットカード会社からは現金化が見つけにくいという特徴があります。

また、商品購入からキャッシュバックで現金が振り込まれるまでの時間が短く、スピーディーに現金を入手できます。

ただし、換金率は業者によってさまざまで、高い換金率を提示しておきながらあとから多額の手数料を引く業者、現金を振り込まない詐欺行為をする業者、個人情報を盗むのが目的の業者など犯罪に巻き込まれる可能性のある悪徳業者が紛れていることがあるので、業者選択がとても大切です。

クレジットカード現金化を成功させるための方法と注意点

現金化を成功させるための方法と注意点


自分で現金化する方法と買取方式の業者に依頼方法は、クレジットカード会社に発覚する危険があります。
繰り返し同じ商品を買わない、クレジットカードのキャッシング枠いっぱいまでお金を借りた上に、キャシング枠いっぱいまで買い物をしないなど注意が必要です。

普段、クレジットカードを使わない人が突然大きな買い物をするのも怪しまれますので、普段から利用履歴を作っておくことも大切です。

これら2つの方法と比べて、キャッシュバック方式のクレジットカード現金化業者を利用すれば、クレジットカード会社に発覚しないように処理してもらえるので安心です。

ただし、クレジットカード現金化をする人が増えるにつれ、悪徳業者の参入が増えてきているので、うっかり関わってしまわないよう気を付けましょう。

現金化業者を選ぶ際は、優良業者を選びましょう。

優良業者を選ぶには、広告の派手さや換金率の高さにつられるのではなく、

  • 実際に利用した人の口コミや体験談を見る
  • 現金化業者比較サイトで比較する

という点もチェックしてみましょう。
ただし、口コミについては、不特定多数が書き込むものなので、業者の自作自演が混ざっている場合があり、注意が必要です。

また、比較サイトも評判のよい業者を紹介する形を取りながら一社だけ評価を高めて宣伝するサイトや、広告収入を得るために悪徳業者も含めて紹介しているサイトがあり、書き込みを全て鵜呑みにすると騙されてしまう可能性があります。

いずれも内容をよく読むようにしてください。口コミの場合は悪い口コミもよく読み、比較サイトの場合は内容が一社に偏っていないかを確認しましょう。

また、比較サイトは一つではなくいくつものサイトを見比べてみるようにしましょう。

業者のホームページを見る際は、次の点に注意してください。社歴が長く営業実績があるか、所在地・電話番号・代表者名などをきちんと掲載しているか。こうした点をチェックすることも大切です。

まとめ

国会で取り上げられたクレジットカード現金化の中身と、安全に利用するための注意点を紹介しました。

法的にはグレーゾーンで利用者が処罰される心配はないといわれるクレジットカード現金化ですが、クレジットカード会社に見つかれば、利用停止や退会処分など厳しいペナルティを課せられる可能性があります。

現金が必要になったときには、他の方法がないかを確認して、どうしても現金化するしかない場合は、悪徳業者に関わらないよう業者選びをしっかり行いましょう。

この記事では【クレジットカード現金化の注意点とは?現金化を成功させるために気を付けたいこと】について紹介しました。