Amazonギフト券買取価格下落?その理由と現金化成功のため気をつけたいこと

Amazon (アマゾン)は「地球上で最も豊富な品揃え」をキャッチフレーズに、日本をはじめ世界各国で事業を展開している人気のショッピングサイトです。

Amazonギフト券は、このAmazonでの支払いに利用できる人気の電子ギフト券で、クレジットカード現金化でも利用することができます。

このAmazonギフト券が、最近、買取価格が下落しているという噂があります。

下落の理由と、少しでも高く現金化する方法を紹介します。

Amazonギフト券の買取価格推移とどのタイプが高額で買い取ってもらえるのか?

Amazonギフト券の買取価格推移とどのタイプが高額で買い取ってもらえるのか?

Amazonギフト券は、Amazonのショッピングサイトや、コンビニ、家電量販店などで購入できます。

ギフト券1つ1つに割り振られた16桁〜17桁のギフト券番号を、アマゾンのアカウントに登録することでアマゾンでの買い物の決済に使えるようになります。

Amazonギフト券は種類が豊富でEメールタイプ、カードタイプ、商品券タイプなどがあり、額面についてもあらかじめ決まっているものもあれば、必要な金額をチャージできるものもあり、用途に合わせて選べます。

このギフト券、プレゼントやイベントの景品などでもらう機会が多いのですが、オンラインショップを普段使わない人にとっては宝の持ち腐れになってしまいます。

そこで換金してしまおうと街の金券ショップに持参しても、デパートやクレジットカード会社のギフト券とは違って買取りを断られてしまいます。

金券ショップでは買い取ってもらえない理由

金券ショップがAmazonギフト券の買い取りをしない理由にはいくつかあります。

  • 未使用かどうかの確認ができない

Amazonギフト券は、ギフト券番号をアカウントに登録して利用するのですが、一度誰かがアカウントに登録してしまうと2度目の登録はできません。

金券ショップに持ち込まれたAmazonギフト券が未使用かどうか、つまり既に誰かのアカウントに登録されているかどうかは、アカウントに登録してみないとわかりません。したがって、店頭で未使用かどうかを確認することできません。

金券ショップが未使用であることを確認しないまま客に売ってしまうと、客が自分のアカウントに登録できず、そこで使用済みとわかってトラブルになる可能性があります。

  • 有効期限の確認が難しい

Amazonギフト券の有効期限は、2017年4月24日発行分から一律10年になりましたが、それ以前に発行されたものには1〜3年の有効期限が設けられていました。

うっかり有効期限が短い、あるいは切れてしまったギフト券を買い取ってしまうと、金券ショップは損害を被ることになります。

ギフト券の有効期限はギフト券番号をアカウントに登録するか、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせなければわかりません。

しかし、一度誰かのアカウントに登録してしまうと、2度目の登録はできないため、アカウントに登録する方法では確認することができません。

そうなると、カスタマーサービスに1枚1枚問い合わせるしかないのですが、手間がかかって現実的ではありませえん。

また、カードタイプや商品券タイプのギフト券の場合、番号を知るためにはスクラッチなどで隠された部分を削ってギフト券番号を確認しなければならず、そんなことをしてしまうと使用済みと疑われて販売できなくなる可能性があります。

このようにAmazonギフト券を取り扱うのは手間がかかる上、トラブルが起きるリスクがあるため、ほとんどの金券ショップではAmazonギフト券の取り扱いを停止しています。

買い取りをしている金券ショップは都内に数店ありますが、いずれも換金率は低く抑えられています。

一方、Amazonギフト券の買い取りは、オンライン型の電子ギフト券買取業者が買取サイトを開設して熱心に行っています。

オンライン型の買取業者であれば、実店舗を運営する経費がかからないことから、換金率が金券ショップより高くなっています。

また、利用者側にとっても、わざわざ店舗に行かずにオンラインで買い取ってもらえるので便利です。

多くの買取サイトは換金率を85%程度に設定していますが、この場合、残り15%程度が買取業者の利益と経費で、それ以外に手数料を取られることはありません。

初回利用時は本人確認などの手続きがあって少し時間がかかりますが、それでも申し込みから銀行振込まで1時間程で完了します。

2回目以降は本人確認の必要がないので、最短10分で手続きが完了する業者もあります。

ただし、オンライン型の買取業者は、メールでやりとりができるEメールタイプのギフト券しか買い取らないことが多く、取り扱っていたとしてもカードタイプなどはEメールタイプよりも換金率を低く設定している場合があります。

Amazonギフト券の現金化を考えるなら、Eメールタイプがおすすめです。

Amazonギフト券は現金化におすすめ?

Amazonギフト券は現金化におすすめ?

Amazonギフト券はクレジットカード現金化にも利用されています。

通常、金券類はクレジットカードで購入することができませんが、Amazonギフト券などの電子ギフト券はクレジットカード決済が可能なため、特に換金率の高いAmazonギフト券は現金化に重宝されています。

また、携帯電話会社のキャリア決済で直接Amazonギフト券を購入することはできませんが、各キャリアが発行しているプリペイドカードにキャリア決済でチャージすることで、Amazonギフト券を購入することが可能です。

クレジットカードが作れないなどの事情でクレジットカード現金化には手を出せない人が、Amazonギフト券をキャリア決済で購入して現金化しているケースもあります。

Amazonギフト券の買取価格が下落している?その理由とは

Amazonギフト券の買取価格が下落している?その理由とは

Amazonで頻繁に買い物をする人の中には、少しでも安く商品を手に入れるため、オンラインのAmazonギフト券販売サイトを利用して、数パーセント割引されたギフト券を手に入れていました。

そのため、Amazonギフト券の買取価格は高値で安定していました。

ところが最近、Amazonギフト券の相場が大暴落しているといわれています。

「需要のある人気のギフト券なのに、なぜ買取価格が急激に下落したんだろう?」と疑問に思う人が多いかもしれません。

Amazonギフト券の買取相場が下がった理由はいくつかあります。

  • 消費低迷でAmazonギフト券の販売が鈍化した

2020年から消費者の買い控えが起こり、消費動向が低迷しています。

そのため、Amazonギフト券の売れ行きも低下して、買取業者は売れ残りによる赤字を恐れて買取価格を下げるようになりました。

  • Amazonギフト券現金化が普及しすぎた

Amazonギフト券を使った現金化の方法が知れ渡り、多くの人がAmazonギフト券の買い取りを希望し買取業者に持ち込むようになりました。

すると、ギフト券を買いたい人に対して売りたい人が増え、需要と供給のバランスが崩れたことで買取価格が下落してしまったのです。

  • Amazonギフト券には有効期限があり余剰在庫を恐れた

Amazonギフト券には10年の有効期限があります。

有効期限が残り7年のものと10年のものでは、消費者はどちらを選ぶでしょうか。

景気低迷がいつまで続くか見通せない中、買取業者はギフト券が売れずに在庫として眠ったまま利用可能年数が短くなってしまうのを恐れています。

そのため、在庫数を減らそうと業者の買い控えが起こりましたが、それでも売りたいという人がいるために買取価格が下がってしまったのです。

Amazonギフト券の買取価格の推移

Amazonギフト券の買取価格の推移

Amazonギフト券の買取相場は、どのように変動しているでしょうか。

大手の買取サイトを見てみると、数年前は90%台の換金率を提示するサイトが多くありましたが、最近は80%台のところが多いようです。

「買取率90%」などと高い換金率を提示している業者もありますが、サイトの注意書きをよく見てみると、申し込み金額のうち5万円までが90%、残りは80%などと書かれているケースがあります。

この業者で10万円を現金化した場合…

  • 最初の5万円 50,000×0.90=45,000円
  • 残りの5万円 50,000×0.80=40,000円
  • 45,000+40,000= 85,000円
  • 実質換金率:85%

このように、すべてが90%で換金されるわけではないため、広告の内容はじっくり確認してから申し込むようにしましょう。

換金率が高い業者は要注意?

換金率が高い業者は要注意?

Amazonギフト券の買取価格が下落傾向にある中、高い換金率を示している業者を見つけたら、つい飛びついてしまうのではないでしょうか。

しかし、他のサイトより飛び抜けて換金率が高いサイトには何か裏があるはずです。

そういった業者に関わってしまうと、実際の換金率が低くなり、ひどい場合は詐欺の被害に遭ってしまい、現金化どことではない事態になるかもしれません。

悪質な業者とのトラブル例

個人情報を悪用される

初めて買取サイトを利用する際、利用者は本人確認のため運転免許証やマイナンバーカード、パスポートや健康保険証を撮影して提出します。

また、氏名、携帯電話番号、メールアドレス、銀行口座なども知らせる必要があります。

現金化で手数料を得るのが目的ではなく、個人情報を集めて販売する目的で利用者を募っている悪徳業者も中にはいます。

Amazonギフト券の現金化をする人の中には、消費者金融で借り入れを断られ、金策に困って利用する人が一定数おり、その顧客情報は闇金業者にとって魅力的です。

悪質な業者を利用したばかりに個人情報を闇金業者に横流しされ、怪しい金融会社から勧誘メールが届くようになったという例が実際にあります。

関連ページ:Amazonギフト券買取詐欺には要注意!【手口・特徴・見分け方・eメールタイプの注意点】

ギフト券番号を知らせたのに入金されない

Amazonギフト券買取の流れは、ギフト券番号を先に知らせ、その後で売却代金が振り込まれる仕組みになっています。

悪質な買取サイトを利用してしまい、ギフト券番号を知らせも入金されず、問い合わせても連絡がつかず、知らせたギフト券番号を自分のアカウントに登録しようとしても既に登録されてしまっていて泣き寝入りするしかなかったという例があります。

換金率を騙された

買取サイトの中には、97%など高い換金率を提示しているところがあります。

この場合、残り3%が業者の経費と利益になります。

オンライン上にしか店舗がなく、店舗を運営する経費がかからないとはいっても、この3%で利益を出すのは厳しいでしょう。

悪質な買取サイトの中には高い買取率で集客し、買取代金を入金する際に、本来は残り3%に含まれているはずの経費を、「振込手数料」「事務手数料」などの名目でさらに差し引くところがあります。

換金率が高いから利用したのに、結果的に換金率が下がってしまったという例があります。

まとめ

最近、Amazonギフト券の買取価格が下落している理由は、景気状況などで需要と供給のバランスが崩れてしまい、買取業者が在庫数を制限したことによるものです。

少しでも高く売りたいと、よく調べもせずに高い換金率を提示する業者を選んでしまうと、悪質な業者の毒牙にかかってしまう可能性があります。

Amazonギフト券買取を成功させるには、利用者の口コミやサイトに掲載された会社情報を調べて、長く営業している信頼できる買取サイトを利用しましょう。

買取サイトの中には、新規利用キャンペーンで初回利用時は高い換金率で買い取ってくれるところがありますので、毎回そういったサイトを選んで利用してみるのもおすすめです。

また、少額のものより、高額のギフト券の方が、換金率は高い場合があるので、ある程度まとめて売却するなど工夫してみましょう。

タイミングによってはiTunesカードやGoogle Playカードの換金率の方が高い時もあるので、その時点の換金率が高いギフト券を選んでみるのもいいでしょう。