Amazonギフト券

世界一の規模を誇る通販サイト「Amazon」は、日本でも楽天市場と一位二位を争うほどの利用者数を誇っており、利用者の増加とともにAmazonギフト券買取のニーズも高まっています。
Amazonギフト券は多くの金券ショップで高価買取り対象になっている上、クレジットカードよりも安全に現金化できるので、現金化利用で非常に人気があります。

ただし、シリアルコードの頭文字が「AQ」または「WA」から始まるAmazonギフト券については、ほとんどの金券ショップで買取り不可になっています。
その気になる理由と、「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券を換金する裏技を説明します。

「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券の特徴とは

Amazonギフト券には、16桁~17桁の英文字・数字から成るシリアルコードが記載されています。
このシリアルコードを自分のAmazonアカウントに登録することによって、ギフト券の額面がAmazonポイントとして使える仕組みになっています。

シリアルコードは一枚一枚異なっていますが、コードの頭文字にはギフト券のタイプによって共通した特徴があります。
シリアルコードの先頭が「AQ」で始まるのはカードタイプのAmazonギフト券であることを意味し、「WA」で始まるのはシート(印刷)タイプのことを意味しています。

カードタイプの特徴

頭文字がAQで始まるカードタイプのAmazonギフト券は、プラスチックでできたカードの形状をしており、コンビニや家電量販店、スーパーなどの幅広いお店で販売されています。

購入方法

店頭のレジ横などにあるラックに並べられたAmazonギフト券の中から、希望する販売価格のカードを選んでレジに持っていき、代金を支払います。

販売店舗

全国のコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクスなど)、家電量販店(JOSHIN、PCデポなど)、スーパーマーケット・ディスカウントストアなど

販売価格

カードタイプの販売価格は、以下の通りです。

  • 3,000円
  • 5,000円
  • 10,000円
  • 20,000円
  • バリアブルカード
    (1,500円~50,000円の間で、購入価格を1円単位で指定できるカード)

シート(印刷)タイプの特徴

頭文字が「WA」で始まるシート(印刷)タイプのAmazonギフト券は、紙のシートにシリアルコードを印刷した状態で発行されます。

購入方法

コンビニに設置されているマルチメディア端末を操作し、Amazonギフト券の購入金額と枚数を指定すると、シリアルコード記載のシートが発行されます。
同時に発行される申込み券と一緒にシートをレジに持っていき、代金を支払います。

販売店舗

全国のコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、サークルKサンクスなど)

販売価格

シートタイプの販売価格の種類は、以下の通りです。

  • 2,000円
  • 3,000円
  • 5,000円
  • 10,000円
  • 20,000円
  • 25,000円

カードタイプ・シートタイプのいずれも現金で購入可能(一部の店舗では商品券でも購入可能)なので、クレジットカードを使わずAmazonで買い物をしたい人に人気があります。
Amazonギフト券による決済なら、代金引換の手数料が無料になるというメリットもあります。

なお、カードタイプのAmazonギフト券についてはAmazon公式サイトでも購入できますが、この場合は頭文字が「AS」で始まります。
このように、シリアルコードの頭文字によってAmazonギフト券をどこで購入したかが判別できるようになっています。

Eメールタイプ(Amazon公式サイトで購入可能)のAmazonギフト券については共通の頭文字が決まっていませんが、偶然AQ・WAで始まっていることが稀にあります。
この場合、EメールタイプのAmazonギフト券であることが確認されれば、問題なく買取り対象になります。

「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券が買取りNGになる理由

「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券が買取りNGになる理由

ほとんどの買取り業者は、原則として「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券の買取りをNGにしています。
買取り可能であったとしても、他のギフト券より買取り率が低く設定されていたり、申込み者本人がAmazonギフト券を購入した事実を証明できる確認書類(身分証明書やレシート)の提示が必要だったりします。

その理由は、AQ・WAで始まるAmazonギフト券を悪用した特殊詐欺が横行しているからです。
被害の例として、「有料サイトの料金が未払いになっている」「融資のために保証金が必要」などといった口実で、Amazonギフト券による支払いを請求される事案が発生しています。

身に覚えのない支払い請求以外にも、「プレゼントに当選しました」「ギフト券を高額買取りします」といった好奇心を煽るメッセージをメールやSNSで送りつけ、Amazonギフト券を騙し取る手口も存在します。

振り込め詐欺により特殊詐欺が巧妙化?

このような特殊詐欺の手口は、いわゆる「振り込め詐欺」より巧妙化しています。

従来の振り込め詐欺の支払い手段は銀行振込みが主流だったため、口座情報から犯人を特定やすかったのですが、現在では詐欺の証拠が残りにくいAmazonギフト券による支払いを要求する詐欺師が増えています。

詐欺師はターゲットから騙し取ったAmazonギフト券を専門の買取り業者に売却することで、現金に換えています。
特に、AQ・WAで始まるAmazonギフト券は、クレジットカードなしでも店頭で手軽に購入できることから、特殊詐欺に悪用されやすくなっています。

そのため、買取り業者の間で「AQ・WAで始まるAmazonギフト券は不正入手されたものである可能性が高い」という認識が高まり、ほとんどの業者が取り扱いを中止するに至りました。

「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券を換金する3つの方法

AQ・WAで始まるAmazonギフト券を普通に買取ってもらうのは難しいですが、以下に紹介する3つの方法を利用すれば、誰でも手軽に換金することができます。

1.「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券が買取り可能な業者を選ぶ

「AQ・WA」で始まるAmazonギフト券が買取り可能な業者を選ぶ

AQ・WAで始まるAmazonギフト券を取り扱っている買取り業者は、ごく少数ながら存在しています。
以下より、おすすめの買取り業者を5軒紹介します。

バイカ

バイカ
入金スピード 最短10分
営業時間 24時間365日

バイカは年中無休でスピーディーな買取りを行っている優良業者です。
AQ・WAで始まるAmazonギフト券の場合、買取率は80%前後になります。

買取本舗

買取本舗
入金スピード 最短10分
営業時間 24時間365日

買取本舗は先述した「バイカ」の姉妹店であり、バイカ同様にいつでもスピーディーな換金が可能です。

ギフトチェンジ

ギフトチェンジ
ギフトチェンジ
入金スピード 最短10分
営業時間 24時間365日

ギフトチェンジは、3,000円からの少額換金にも対応している使い勝手の良い買取り業者です。
ただし、申込み金額が1万円未満の場合は換金率が下がってしまうため、極力まとまった金額での申込みがおすすめです。

amatera(アマテラ)

amatera
amatera
入金スピード 最短20分
営業時間 24時間365日

amateraでは、最短20分で振込み可能な「通常コース」と、翌日24時までの振込みになる代わりに換金率がアップする「翌日コース」という2種類のコースがあります。
AQ・WAで始まるAmazonギフト券の場合、いずれのコースを選んでも最大買取り率は80%になります。

AirGift(エアギフト)

AirGift(エアギフト)

入金スピード 最短5分
営業時間 24時間365日

AirGiftは、カードタイプ・シートタイプのAmazonギフト券でも最大91%の高価買取りが期待できる一押しの業者です。
年中無休で営業している上、入金は最短5分で完了するので、利便性についても申し分ありません。

2.Amazonギフト券で商品を購入後、中古品買取りに出す

Amazonと書かれたチケット

Amazonギフト券がすでにAmazonアカウントに登録済みになっていると、ギフト券のシリアルコードが無効になるので、業者に買取ってもらうことはできなくなります。
その場合、Amazonギフト券を使ってAmazon公式サイトで商品を購入した後、その商品を中古品買取りに出すことで換金が可能になります。

購入した商品の配送には時間を要しますが、ほとんどの買取りショップでは店舗持ち込みによって最短即日で換金ができます。
90%以上の高価買取り率を狙うなら、三井住友カードやUCギフトカードなどのギフト券を購入するのがおすすめです。

ただし、Amazonギフト券についてはAmazonポイントで購入することができないので注意してください。

3.Amazonギフト券をオークションサイトに出品する

Amazonギフト券は、ヤフオクやモバオクなどのオークションサイトに出品すると、90%以上の高換金率が期待できます。
ただし、オークションでは買い手が現れるまで待つ必要があり、入金までの時間も買い手の都合で左右されるので、即日現金化には向いていません。

また、メルカリやラクマなどのフリマアプリについては、Amazonギフト券を含む金券類の出品が禁止されていることが多いので注意してください。