Amazonギフト券買取をする際の換金率は、他の金券と比べて比較的高く安定しています。
しかし、現金化の方法によって違いがあり、また多少の変動があるので、それぞれの買取相場を把握しておくことはとても大切です。
Amazonギフト券の現金化方法によって異なる買取相場と、利用のメリットデメリットと注意点、そして少しでも高く現金化する方法を解説します。
店舗型金券ショップの買取相場と注意点
金券やギフト券の現金化といえば、真っ先に金券ショップを思い出す人が多いと思います。
店舗型の金券ショップであれば、大きな駅の周辺など便利なところに出店していることが多いので利用しやすく、その場ですぐ買取ってもらえます。
しかし残念ながら、Amazonギフト券の買取りや販売を行っている金券ショップは東京都内を探しても数店舗しかないのが現状です。
その理由は、Amazonギフト券の特徴にあります。
Amazonギフト券には、それぞれに16〜17桁のアルファベットと数字を組み合せたギフト券番号がつけられており、このギフト券番号をAmazonサイトのアカウントに登録することでAmazonの支払いに利用できるようになります。
ギフト券が未使用か、有効期限がいつまでかを確認できるようになるのも、アカウント登録後です。
しかし、一度アカウントに登録してしまうと、二度目の登録はできなくなり、そのAmazonギフト券は売り物にならなくなってしまいます。
このような理由から、ほとんどの店ではAmazonギフト券の買取を中止しているのです。
金券ショップの中にはわずかですが、スクラッチ部分を削ってギフト券番号を確認するカードタイプのAmazonギフト券のみ買取可能という店が存在します。
ギフト券番号を隠してあるスクラッチ部分が削られていないものは未使用と判断できるため、買取りを受付けているのです。
ただし、この場合もAQとWAから始まるギフト券番号のギフト券は買取ってもらえません。
なぜなら、この2種類のギフト券番号はコンビニや量販店で販売されているもので、万引き等の違法行為によって入手した可能性があるためです。
以上のような理由から、Amazonギフト券は金券ショップでは買取りを断られる場合が多く、買取ってもらえたとしても買取相場は額面の60%〜70%となっています。
金券ショップを利用するメリット
- その場ですぐに現金が手に入る。
金券ショップを利用するデメリット
- 買取可能な店が少ない。
- 買取相場が低い。
金券ショップを利用する際の注意点
金券ショップでは、カードタイプのみ買取可能という店が多く、ギフト券番号がAQとWAから始まるものは買取ってもらえません。
金券ショップで高く現金化する方法
ギフト券は汚れたものより綺麗なギフト券の方が、買い手がつきやすく印象が良いので、保管には気をつけましょう。
付属の封筒などがあれば、それも持参しましょう。
Amazonギフト券買取サイトの買取相場と注意点
Amazonギフト券は、インターネット上にある電子ギフト券専門の買取サイトで現金化する方法が一番おすすめといわれています。
買取サイトの申し込みフォームに売却したいギフト券番号と必要事項を入力し、本人確認のための身分証明書の写真を添付すれば、最短10分で現金が振り込まれます。
24時間365日営業していて、土日祝日でも振込可能というサイトが多く、急に現金が必要になった時でも利用でき大変便利です。
買取サイトは金券ショップと違い店舗を持たずに営業しているため、店舗運営に必要な家賃、人件費などの経費がかかりません。
そのため、換金率を高く設定することが可能で、買取相場は額面の80〜90%となっています。
買取サイトを利用するメリット
- 買取相場が高い。
- 最短10分で現金が指定の口座に振り込まれる。
- 店に行かなくても、深夜や休日でも受付けている。
買取サイトを利用するデメリット
- 換金率を誤魔化される可能性がある。
- 詐欺の被害に遭う可能性がある。
買取サイトを利用する際の注意点
買取サイトを選ぶ際、突出した換金率の高さに目を奪われて、よく調べずに利用してしまうのはとても危険です。
というのも、買取サイトの中には悪質なサイトが混ざっており、見た目の換金率を高くして集客している可能性があるからです。
換金率の高さにつられて申し込んだところ、換金率を計算した後に本来無料のはずの振込手数料や事務手数料を引かれて入金されたため、予定していた金額が手に入らなかったという話はよくあります。
また、先にギフト券番号を先に申告し、買取代金はその後入金されるという仕組みを悪用して、ギフト券番号を入手した途端に連絡を断ち、現金を振り込まないという詐欺行為をするサイトもあります。
しかも悪質なサイトに本人確認のための身分証明書の写しを提出したばかりに、大切な個人情報を悪用されたという例もあります。
買取サイトを選ぶ際には、ホームページでまず換金率、手数料の有無、振込までの時間などを確認しましょう。
次に会社概要のページを見て、運営会社の所在地、連絡先、古物商なら取得義務のある古物商許可証の番号が掲載されているか確かめましょう。
さらに外部の口コミ掲示板や比較サイトで口コミを調べ、悪い口コミが多いサイトは利用しないようにすることが大切です。
買取サイトで高く現金化する方法
買取サイトの多くは、日により時間により変動する換金率をホームページに表示していますので、日頃からチェックしておき、換金率が高い時に利用するようにしましょう。
多くの買取サイトでは集客のため、初回利用の方が二度目以降より高い換金率を提示しています。
1つのサイトを利用し続けるのではなく、現金化の度に新しいサイトを利用すれば、初回利用者向けの高い換金率で現金化できます。
また、サイトによっては、「ボーナスキャンペーン」「リピーターキャンペーン」など、換金率をアップするキャンペーンを実施していますので、自分が対象になるキャンペーンがあればそれを利用しましょう。
利用金額によって買取率に差をつけ、高額利用ほど換金率が上がる仕組みのサイトもあります。
そういったサイトでは、1万円を3回利用するよりも、3万円まとめて一度に現金化する方が多くの現金を得られますので、利用の仕方を見直してみましょう。
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オークションやフリマアプリの買取相場と注意点
フリマアプリを使えば、自分の希望する金額で出品することができますが、残念ながらメルカリなどフリマアプリでは、金券の出品は禁止されています。
そんな中、Yahoo!オークションは金券の出品が可能で、Amazonギフト券も数多く出品されています。
このYahoo!オークションで即決価格を決めて出品すれば、自分の希望した金額で売却できる可能性があります。
ただし、競合の出品者が多ければ、落札価格が期待していた金額に届かないことがあり、最悪の場合買い手がつかないこともあります。
オークションで現金化したいと考えるなら、競合出品者の動向や過去の落札価格を研究しておく必要があります。
買取相場ははっきりとは示せませんが、せっかくオークションを利用するなら買取サイトより高い換金率90%を目安にしましょう。
オークションを利用するメリット
- 自分の希望金額で落札される可能性がある。
オークションを利用するデメリット
- 出品手数料や手間がかかる。
- 即時現金化は期待できない。
- 落札されない、あるいは落札価格が希望金額に届かない可能性がある。
- 落札者とトラブルになった場合、自分で解決しなければならない。
オークションを利用する際の注意点
競合出品者が多いと落札されない可能性があるので、出品のタイミングや即決価格など十分考慮して出品する必要があります。
オークションで高く現金化する方法
オークションの落札価格は、締め切りの曜日や時間帯によって変動します。
休日の夜、家でのんびりしながらサイトを閲覧する人が多いといわれていますので、出品する場合は終了時間を土日の夜に設定すると高額落札される可能性が高くなります。
個人売買の買取相場と注意点
もし家族や友人にAmazonユーザーがいれば、「Amazonギフト券が余っているのだけれど、買取ってもらえない?少し安くするよ」と交渉してみましょう。
個人間売買であれば、買取サイトよりさらに高い相場で換金できる可能性があります。
「日用品を買う予定だったし、額面通りに買うよ」と、場合によっては額面通りに買取ってもらえる可能性があり、買取相場は額面の90〜100%になります。
個人売買を利用するメリット
- 高い換金率で現金化できる。
- 即日現金化が可能である。
個人売買を利用するデメリット
- 取引相手が見つからない可能性がある。
個人売買を利用する際の注意点
ギフト券を買ってくれた相手が自分のアカウントに登録しようとしたら、使用済で使えなかったというようなことが起きると、これまでの信頼関係を損なうことになりますので十分注意しましょう。
個人売買で高く現金化する方法
できるだけ身近な人で、100%でもいいよと言ってくれそうな人を探してみましょう。
まとめ
Amazonギフト券の買取相場は、現金化の方法によって異なります。
家族や友人にAmazonでよく買い物をしている人がいれば、額面の100%に近い金額で買取ってもらえる可能性があります。
しかし、周囲にAmazonユーザーがいないなら、買取サイトを利用した現金化がおすすめです。
買取サイトであれば、買取相場が高く、即日現金化が可能です。
ただし、買取サイトの中には悪質な業者が混ざっている可能性がありますので、高い換金率に惹かれて選ぶのではなく、買取サイトを運営する会社の情報や買取条件を吟味するとともに口コミも調べ、優良サイトかどうか確認してから利用するようにしましょう。