Amazonギフト券の買取は、急に現金が必要になった時、現金を手に入れる手段として大変便利な方法です。
しかし、換金率は需要と供給のバランスで決まるものなので、相場は社会情勢や経済状況により常に変動しています。
「大至急現金が必要で、換金率が上がるまで待てない」
「買取価格は安いけれど、急いで現金化したい」
そんな時に、Amazonギフト券の安い買取価格を高くする裏技と注意点を紹介します。
Amazonギフト券買取価格の現状は?相場は下落しているのか
Amazonギフト券の買取相場は、基本的に買いたい人(需要)と売りたい人(供給)のバランスによって決まります。
つまり、買いたい人が売りたい人より多ければ換金率は上がり、売りたい人が買いたい人を上回れば換金率は下がります。
Amazonのヘビーユーザーの中には、少しでも安く買おうとして、Amazonギフト券格安販売サイトを利用し、額面より数パーセント安い値段で販売されているギフト券を手に入れて買い物に使う人がいます。
このような人がいるためAmazonギフト券の需要は高く、買取サイトの換金率は比較的高値で安定しています。
ただし、昨今の社会情勢を起因とする物価上昇により消費者マインドが冷え込んでいるため、現在Amazonギフト券の売れ行きは一時的に低迷しています。
こうした状況を受け買取業者は、Amazonギフト券の売れ残りや在庫の有効期限切れを警戒し、Amazonギフト券の買取りを最小限に抑えようとしています。
しかしそんな中でも、なんとか現金化したいという人が買取りの申し込みをするために、買取価格は下がっているのが現状です。
相場が元に戻るまで現金化を待つ余裕があればいいのですが、現金化を急いでいる人にとっては、状況が改善するのを待ってはいられません。
そこでAmazonギフト券の安い買取価格を少しでも高くしたいなら、次の方法をおすすめします。
Amazonギフト券の安い買取価格を高くする裏技は?
Amazonギフト券の換金率を高くする裏技と注意点を紹介します。
複数の買取サイトを比較する
インターネットで「Amazonギフト券 買取サイト」「Amazonギフト券 現金化」と検索すると、数多くの買取サイトがヒットします。
それぞれのホームページには、Amazonギフト券の換金率が掲載されていますので、その中から高い換金率のサイトをピックアップしましょう。
ただし、一番高い換金率のサイトだからという理由で、利用を決めてしまうのは間違いです。
ほとんどの買取サイトは、ギフト券の額面と買取価格の差額から、銀行振込手数料などの経費と儲けを出していますから、それ以上手数料を引かれることはありません。
しかし、サイトの中には買取価格を換金率で計算した後で振込手数料を引くところもあり、結果的に表示されている換金率より下がってしまうことがあります。
振込手数料の有無等細かい説明をしっかり読んで確認しから申し込むようにしましょう。
また、サイトにより振込までの所要時間は異なりますので、現金化を急いでいる人は特に振込までの時間にも注意して利用しましょう。
買取サイトの中には、換金率を誤魔化したり、ギフト券番号を送らせておいて、買取代金を振り込まなかったりする悪質な業者が混ざっている可能性があります。
買取サイトを選ぶ際には、換金率や所要時間だけではなく、次の点も確認してから選びましょう。
- 古物商許可証を取得、表示しているか
買取サイトは街中にある金券ショップと同じく古物商の扱いとなり、古物営業法に則り営業しています。
古物商は公安委員会から古物商許可証を取得し、店頭またはホームページに表示する必要があります。
買取サイトを選ぶ場合は、ホームページにこの古物商許可証の番号を表示しているか確認しましょう。
- 長い営業実績があるサイトか
悪質サイトは悪い口コミが広がると営業できなくなり、すぐにサイトを閉めてまた別の名前でサイトを開設しますので、営業歴も営業実績もありません。
反対に長年営業を続けているサイトは、大きなトラブルを起こしたことがない優良サイトといえます。
買取サイト選びでは、会社概要で運営会社の社歴や営業実績などを確認するようにしましょう。
- 運営会社情報を掲載しているか
オンライン取引で申し込みから現金振込までの手続きが行われる買取サイトは、便利な一方で相手の顔が見えないため何かトラブルがあったら対処に困ります。
買取サイトのホームページには、会社概要や運営者情報が掲載されています。
必ずそのページを開いて、運営会社名、責任者名、電話番号、会社所在地などを確認しておくようにしましょう。
会社概要などを記載していない買取サイトは、換金率が高くても避けた方が無難です。
- 口コミを確認する
ここはと思う買取サイトが見つかったら、Amazonギフト券買取比較サイトなどでそのサイトの口コミを見てみましょう。
良い口コミは業者自身が自作自演している可能性がありますので、必ず悪い口コミも確認するようにしてください。
もし悪い口コミが多数を占めるサイトであったら、危険ですので関わってはいけません。
Amazonギフト券はEメールタイプを用意する
Amazonギフト券買取業者はインターネット上で買取サイトを運営しており、実店舗はありません。
Amazonギフト券には、カードタイプ、商品券タイプ、Eメールタイプなど11種類の券種がありますが、こうした実店舗のない買取サイトでは、ギフト券を郵送せずギフト券番号を送信するだけで売買が完了するEメールタイプを主に扱っています。
こうした理由からAmazonギフト券買取サイトでは、手間のかからないEメールタイプの換金率を高く設定していますので、現金化のためにAmazonギフト券を購入するならば、Eメールタイプを選びましょう。
Amazonギフト券は、買取サイトでEメールタイプのギフト券を換金する方法がおすすめです。
街中の金券ショップでも、ごくわずかですがAmazonギフト券の買取りを行なっている店がありますが、これらの店舗では、「カードタイプ」「ギフト券番号がAQ・AWから始まるもの以外」「ギフト券番号を隠しているスクラッチが削られていないもの」に限って取り扱っています。
その理由は、Amazonギフト券が、ギフト券番号で管理されているためです。
持ち込まれたAmazonギフト券が有効かどうか、つまり未使用か、有効期限が切れていないかを金券ショップが確認するためには、Amazonギフト券のギフト券番号をAmazonアカウントに登録するか、Amazonカスタマーサービスに問い合わせる必要があります。
しかし、ギフト券番号を一度誰かのアカウントに登録してしまうと2度目の登録はできなくなるため、金券ショップは持ち込まれたギフト券が有効かどうか買取る前に確認することができません。
となると、金券ショップが採れる唯一の方法は、ギフト番号を1つ1つカスタマーサービスに問い合わせるしかないありませんが、手間がかかり店頭でそんなことはできません。
ただし、カードタイプのギフト券の場合は、ギフト券の部分を覆うスクラッチが削られていなければ未使用と判断できるため、カードタイプのみ買取っていますが、この場合の換金率は買取サイトと比べるとかなり低くなっています。
なお、AQとAWから始まるギフト券番号のギフト券は、コンビニや家電量販店など店頭で販売されているものであることを表しており、万引きで手に入れたギフト券や架空請求詐欺で被害者に購入させたギフト券の可能性があるため、金券ショップではこの番号のギフト券の買取りを中止しています。
キャンペーンを利用する
買取サイトをいくつか見比べると、サイトごとにさまざまなキャンペーンを行っていることがわかります。
たとえば、「初めて利用する方向け換金率アップキャンペーン」「リピーターの方向け優遇キャンペーン」などです。
自分に該当するキャンペーンがあれば、それを利用することで換金率がアップしますので、積極的に利用しましょう。
キャンペーンは「利用額◯万円以上」など適用条件を細かく設定している場合がありますので、キャンペーンの説明文をしっかり読んでから申し込むようにしましょう。
毎回違うサイトを利用する
買取サイトの多くは、集客のため初回の換金率を2回目以降より高く設定しています。
たとえば、人気の買取サイト「買取タイガー」では、初回換金率は90.0%、2回目以降が82.0%となっています。
現金化する度に買取サイトを変えて、初回換金率を高く設定しているサイトを新規利用すれば、常に高い換金率で現金化ができます。
新しいサイトを利用するにあたっての注意点
現金化に慣れてしまうと、新しい買取サイトを利用する際にサイトの安全性を確認するのを怠ってしまうことがあります。
しかし、高い換金率を偽り集客する悪質サイトが混ざっている可能性がありますので、新しいサイトを利用する際は優良サイトかどうか必ず確認するようにしましょう。
換金率が高くなる時期を見極めて利用する
Amazonギフト券には換金率が高くなる時期がありますので、その時期に利用しましょう。
10日〜20日頃
給料日が毎月25日という企業が多いことから、その直前の毎月20日〜24日頃は現金が足りずに困った利用者が現金化しようと買取サイトの申し込みが増えます。
そのため、需要と供給のバランスが崩れて換金率は下がる傾向があります。
逆に毎月10日〜20日頃は買取りを希望する人が少なく、買取サイト側が在庫を必要としているために換金率が上がる傾向があります。
月末・月初
クレジットカードのショッピング枠に残高がないと、現金化のためにAmazonギフト券を購入することができないため、引落日前は一時的に買取希望者が減ります。
このショッピング枠の残高は、クレジットカードの引落日に代金を返済することで回復します。
クレジットカードの引落日が過ぎるとショッピング枠に余裕ができますが、給料日から日が浅いこともあり現金化を必要とする人が少ないため買取希望者は減ったままです。
その一方で給料が入ったために、格安販売サイトでAmazonギフト券を購入する人は増えることから、需要が増えて換金率は上昇します。
クレジットカードの引落日は月末・月初が多く、給料日は25日頃が多いことから、月末・月初は換金率が高いまま推移することになります。
夏と年末
お中元、お歳暮など贈答の機会が多い時期は、少しでも安い価格で贈答品を購入するために格安販売サイトでAmazonギフト券を購入する人が増えます。
需要が増えるため、Amazonギフト券買取サイトの換金率は上がります。
この他にも需要と供給のバランスで、日々換金率は変動しています。
Amazonギフト券の現金化を考えているのでしたら、買取サイトの換金率を日頃からチェックしておきましょう。
できるだけまとめて高額の額面で現金化する
Amazonギフト券買取サイトの中には、額面が大きくなるほど換金率が高くなるサイトがあります。
人気の買取サイト「買取マンボウ」を例に、換金率を見てみましょう。
【買取マンボウの換金率(2022年6月)】
新規換金率 | 2回目以降の換金率 | ||
---|---|---|---|
50,000円未満 | 50,000円以上 | 100,000円以上 | |
87.0% | 81.0% | 81.5% | 82.0% |
新規の換金率には及びませんが、2回目以降でも額面が大きくなると換金率がアップしていることがわかります。
たとえば、2カ月の間にAmazonギフト券3万円を2回現金化するのを、1ヶ月に6万円にまとめて申し込むなど、申し込み金額を工夫すれば、2回目以降の利用でも換金率を少し高くすることができます。
Amazonギフト券を買取サイトで現金化する際、金額をまとめた方が換金率は高くなりますが、Amazonであまり高額なギフト券を何度も購入すると現金化を疑われてしまう危険があります。
もし、現金化を急がないのであれば、Amazonギフト券の購入を月に1回程度にし、それを2、3回に分けて行い、買取サイトで現金化する際はそれらをまとめて一度に申し込むようにしましょう。
そうすることで、換金率が高くなる上、安全に現金化できます。
買取サイト利用以外の方法を探す
もし、身内や親しい友人にAmazonをよく利用している人がいたら、Amazonギフト券を買取ってもらえないか相談してみましょう。
相手が特に親しい人であれば、交渉次第では換金率100%またはそれに近い数字で現金化できます。
万が一、買取ってもらったギフト券が使用済みであったり、有効期限が切れていたりすると、せっかくの厚意を無下にし、信頼を失うことになりますので注意しましょう。
まとめ
現金化に強いといわれるAmazonギフト券ですが、社会情勢や経済状況、あるいは需要と供給の関係で相場は上下しています。
換金率が低い時期にどうしても現金が必要になったら、今回紹介した裏技を試してみてください。